1973年10月、ベルギーの王立ブリュッセル音楽大学でフランソワ・ダネールズに師事していた4人の学生で結成されました。団体名の"ディナン"は、ベリギーの田舎町でアドルフ・サックスの生地であるディナン市にちなんでいています。結成時からメンバは不変で、ベルギー国内を始め、ヨーロッパ各国で演奏活動を行なっています。
ソプラノのクリスチャン・デベクは1957年生まれ、ルクセンブルグでフルートと室内楽の教師をしています。以下でご紹介するアルバムでは自作曲も収録されています。ディナンSQのほかザ・サクソフォン・プレーヤーでもソプラノを担当しています。
アルトのアラン・クレパンについてはこちらのページをご覧下さい。
テナーのミシェル・マーグニーはトゥビズの音楽学校でクラリネットを学びました。現在はモンス王立音楽院の教授でもあります。
バリトンのヨゼフ・マズッコは Enghien 管弦楽アンサンブルの指揮者を務めるほか、ブリュッセル音楽院の教授でもあります。上記クレパンの作品集でソロも担当しています。
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結成25周年を記念し、自作曲を含む、比較的軽めの曲で構成されたアルバム。長年メンバーの変更無しに活動してきただけあって、息のあったアンサンブルを聴かせてくれます。録音のせいもあって、綺麗にまとまりすぎている感もしますが、アヨのジャズ組曲やフロレンツォの南アメリカ組曲、そして剣の舞は、楽譜が入手しやすいこともあり、参考演奏にちょうどよいのではないでしょうか。他の曲も、曲の難易度の面も含め、自分でもちょっと演奏してみたいな、と思わせる曲が並んでます。