Alain CREPIN
1954年ベルギー生まれ。ブリュッセル音楽院でフランソワ・ダネールスに師事、1981年まで同学校で教鞭を執っていました。一方1975年よりベルギー警察音楽隊に所属、1984年からはベルギー空軍軍楽隊のバンドマスターとなり、現在にいたるまで数多くのレコーディングを行ないました。また1986年以後、国際サクソフォン協会の要職についており、特にディナンの国際サクソフォン・コンテストの実行担当として活躍しました。
作曲家としても吹奏楽やピアノ、サクソフォンの曲を数多く作曲しています。1998年にはディナンで1236名のサクソフォン奏者により、クレパン作曲の「3から1000」(原題Dé 3 a 1000)が自身の指揮により演奏され、ギネスブックに載りました。
Official Site(英語)
主なアルバム
「Alain CREPIN Works for Saxophone」
Rene Gailly CD87 170 (c)2000
- クァトモスフェア (クレパン)
- パンダの遊び (クレパン)
- サックスに捧ぐ (クレパン)
- セリーヌ・マンダリン (クレパン)
- シルエット (クレパン)
- ディナンの中国人 (クレパン)
- 青りんご (クレパン)
- 田園風ミニアチュア (クレパン)
- 海 (クレパン)
- シシリエンヌ (クレパン)
- サックスフライト (クレパン)
- 象と人形 (クレパン)
- 3から1000 (クレパン)
- チャルダッシュ (モンティ、クレパン編)
- 眠れない夜 (クレパン)
- エンターテイナー (ジョプリン、クレパン編)
Dinant Saxophone Quartet [a,h]
ブリュッセル音楽院サクソフォン・アンサンブル [m,p]
Alain CREPIN (saxophone) / Maurice DUBOIS 指揮 ベルギー空軍吹奏楽団 [c,e,k]
Olivier ZBONA (saxophone) / Alain CREPIN 指揮 ベルギー空軍吹奏楽団 [g,n]
Joseph MAZZUCCO (saxophone) [f,l]
Michel De BOCQ (piano) [b,e,f,i,j,l,n]
David REILAND (saxophone) [b]
Virginie RASE (saxophone) [d,j]
Paul ORIGER (saxophone) [i]
クレパンの作曲したサクソフォン作品を集めたアルバムで、一部自演を含めクレパンの身近な奏者による演奏になっており、一部、クレパンの参加するディナンSQや指揮をとっているベルギー空軍軍楽隊の既発の音源を流用しています。多少録音状態が違っても、その演奏スタイルはほぼ共通しており、実質的に自作自演に準じるアルバムと考えてよいでしょう。比較的小品が多く、また子供向けの描写的でわかりやすい曲も多く収録されているのが特徴です。曲の性格からあまりシリアスな演奏がないので、聴き応えの面ではあまり満足できなかったのですが、これはやむを得ないところでしょうか。
Rene Gailly レーベルのこのCDの紹介はこちら(英語)