1989年の神奈川県学生音楽コンクール管楽器部門最優秀賞を受賞以来、翌年の日本管打楽器コンクールに最年少参加で入選するなど、多くのコンクールで入賞を果たしている福本氏は、1994年昭和音楽大学音楽学部卒業、同年同大学音楽専攻科に入学し、学長賞を受賞し卒業しました。1995年よりソロ・コンサートを行ない、オール・ジャパン・シンフォニー・オーケストラ、東京交響楽団、ベルギー王立フランダース管弦楽団などの公演に参加するなど、最近の活躍は目覚しいものがあります。丸山胤幸、宗貞啓二、ダニエル・デファイエ、ユージン・ルソーの各氏に師事、現在は昭和音楽大学および同短大、芸術学院の非常勤講師を務めています。
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ビジュアル系?マリンバ奏者として、クラシックのステージからYOSHIKIのライヴまで(!)幅広く活動する高田亮氏のデビューアルバムに、福本氏が参加しています。高田氏も福本氏もともにたいへんフレッシュな演奏で、もちろん技術的にも申し分なく、アルバムの1曲目に配置されたディヴェルティメントをいっきに聴き終えてしまいました。そのあとに続く曲もどれも勢いがあり、高田氏の主張が盛り込まれていて、最後まで飽きずに楽しめました。中でも、このアルバムタイトルにもなっているRush Outや、選曲に少々驚いたヴァイオリン協奏曲のさわやかな演奏が印象に残りました。
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