アメリカのアイオワ州を中心に活動するサクソフォン奏者。イリノイ大学アーバナ・シャンペーン校でサクソフォンをデブラ・リヒトマイアーに師事しました。レッド・オニオン・サクソフォン4重奏団を結成し、2001年のナショナル・チャンバー・ミュージック・コンペティションで銀賞を受賞しています。2003年にはJian-Jun He(中国人)の作曲したソナタを初演し、後にこれはCDにもなりました。現在はドレーク大学デモイン校で、サクソフォンの助教授およびジャズ・スタディのアシスタント・ディレクターを務めています。現在はデイヴィド・カムウェルらとオアシス・サクソフォン4重奏団を結成し活動しています。以下CDのほか、オアシスSQのソプラノ奏者であるデイヴィド・カムウェルのアルバムにも参加しています。
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プログラムだけ見ると、ムツィンスキ以外は典型的なフランスの奏者のレパートリーですが、これらの作品がどの程度アメリカで定着しているのか気になります。音色や奏法はニュートラルなアメリカ的サウンドですが、これらの難曲を余裕を持って演奏するに足る充分なテクニックを感じました。欲を言えば、さらに軽やかさやしなやかさなど、表現に多彩さがあれば、とも思いましたが、これは録音によるところも大きいかもしれません。やはり、アメリカのオリジナル曲であるムツィンスキのソナタや、おそらく楽譜の指定どおりちゃんとパフォーマンスを行なって音の位置が動いて感じられる友情にが特に興味深く聴くことができました。
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