1991年に結成し、ボルティモアを中心に活動している団体。クラシック、ジャズを問わず広くレパートリを持っており、テレビ出演からイベントでの演奏などさまざまな活動をこなしています。2枚のアルバムをご紹介していますが、テナー・バリトンのメンバが変わっているようです。
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デビューCDでしょうか。中堅のレーベルのKLAVIERからのリリースで、比較的日本でも入手しやすいでしょう。選曲が全面的にアメリカンなのがユニークですが、演奏がどうもねぇ。。下手ではないのですが、音楽が前に進んでかなくて、聞いていて全然オモシロくないです。よく言えば、丁寧な演奏、ということになるのでしょうか、参考演奏にはうってつけかもしれません。ゴールドラッシュ組曲やドラスティック・メジャーズは好きな曲なだけにノリが悪くて残念。このCDの中ではポルカ・ドッツ・アンド・ムーンビームスが楽しめました。恥ずかしながら知らなかったんですけど、この曲はジャズのスタンダード・ナンバーなんですね。あらためてビル・エヴァンスの演奏などを聴いてみたりしてしまいました。
ちなみに、CDのジャケットでは一部の曲が抜粋の演奏であるのがわかりにくいので注意が必要です。全曲聴きたければエンパイアSQの録音をどうぞ。
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このCDをここで紹介するべきか悩んだのですが、ミュール編曲の熊蜂の飛行やパストラル、トロイメライといったクラシカル・スタイルの曲を取り上げているため、あえてとりあげました。路線としてはトルヴェールQの非クラシック系演奏の方向に近いといえばわかってもらえるでしょうか。オーケストラを伴奏に従えた編曲から、4本だけの演奏まで編成はさまざまですが、ほどほどにリラックス、羽目をはずしながら締めるところはきちんと締めているというスタイルは好感を持ちました。アドリヴも比較的オトナシイもののイケてますし、BGM的な聴き方も悪くないでしょう。なかでもナイト・アンド・デイやスウィングしなけりゃ意味がない、アイ・ゴット・リズム変奏曲の雰囲気は気に入りました。ただ、紺のスーツ姿のジャケ写真は20年くらい前のセンスのような気がするのですが、、、
オススメ度:
Summit Records のこのCDの紹介はこちら(英語)