Empire Saxophone Quartet


セルマー・クリニシャンであること以外に、団体としての詳しい活動がわかりませんので、パーソネルをご紹介します。

ソプラノのSteven MAUK、アルトのJâmal ROSSIについては、別ページをご覧下さい。

テナーのApril LUCASはエンパイアSQのビジネス・マネージャとのことで、音楽スタジオを運営する傍ら、サスケハナ・ヴァレーの学校教育やハートウィック大学にも勤務しています。また、キース・ブライオン率いるニュー・スーザ・バンドのメンバでもあります。なお、女性です。

バリトンのAnthony ALDUINOはサスケハナ・ヴァレーの音楽教育にたずさわる一方、地元のオーケストラでの演奏活動を行なっています。今までに、ラッシャーSE、フレドニアSQとして録音にも参加しています。

以上がパーソネルです。エンパイアSQとして、下記以外にもアルバムをリリースしています。フランク・ボンジョルノのアルバムに参加したものにつては、ボンジョルノのページをご覧ください。

なお、現在はアルトは Dan Miller にメンバチェンジしているようです。



主なアルバム


「Escape To The Center」

Open Loop 032
1995/7/8-10 Bailey Hall, Crnell University, Ithaca, N.Y.
  1. サバの女王の登場 (ヘンデル)
  2. 小組曲 (フランセ)
  3. G線上のアリア (バッハ)
  4. バディネリ (バッハ)
  5. リアルト・リップルズ (ガーシュウィン)
  6. エスケープ・トゥ・ザ・センター (ウィルソン)
  7. サクソフォン4重奏曲 (デュボワ)
  8. 組曲「ゴールドラッシュ」 (マーシャル)
  9. 弦楽4重奏曲第2番 (ベートーヴェン)
  10. ザッツ・ア・プレンティ (ウィリアムス)

Open Loop からリリースのアルバム。冒頭のサバの女王の登場からして、なんとなく冴えないな、という印象で、全体に音程は甘いしテンポはもたつくし、のハズレCD。フランセもただ楽譜を音にしてるだけだし、デュボワも軽妙さが全然出ていない。曲目としては、アルバムタイトルにもなっているエスケープ・トゥ・ザ・センターがおもしろく聴けました(私って、変かしらねぇ)。なお、こちらのゴールドラッシュ組曲キャピタルSQの演奏と違って、ちゃんと全曲演奏されています。


「In the Dragon's Garden music by David Kechley

Liscio LCD 0802-2
  1. ヴァレンシア〜マリンバとサクソフォン4重奏のためのイベリア音楽 (ケシュリー)
    /w Gordon STOUT (marimba)
  2. ドライヴライン〜ギターとアルト・サクソフォンのためのパワーウォーク (ケシュリー)
    The Ryoanji Duo [Frank BONGIORNO (saxophone) / Robert NATHANSON (guitar)]
  3. ステッピング・アウト (ケシュリー)
  4. 竜の庭にて (ケシュリー)
    The Ryoanji Duo [Frank BONGIORNO (saxophone) / Robert NATHANSON (guitar)]

竜安寺の石庭がジャケットになったアルバム。石庭というのは、やはり典型的な日本風のものなのでしょうか、いろいろな作曲家にインスピレーションを沸かせているようで、D.ケシュリーもその一人。サクソフォンとギター(このデュオ自体が The Ryoanji Duo という名前)という組み合わせによるこの曲は、あくまで石庭そのものを描写しているのではなく、そこから自由に発想して音楽にしているように聴こえます。どの曲も適度にシリアスで実演では映えるのでは思うのですが、録音のせいか精彩さが感じられず、あまりおもしろく聴くことができなかったのが残念です。

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