セルマー・クリニシャンであること以外に、団体としての詳しい活動がわかりませんので、パーソネルをご紹介します。
ソプラノのSteven MAUK、アルトのJâmal ROSSIについては、別ページをご覧下さい。
テナーのApril LUCASはエンパイアSQのビジネス・マネージャとのことで、音楽スタジオを運営する傍ら、サスケハナ・ヴァレーの学校教育やハートウィック大学にも勤務しています。また、キース・ブライオン率いるニュー・スーザ・バンドのメンバでもあります。なお、女性です。
バリトンのAnthony ALDUINOはサスケハナ・ヴァレーの音楽教育にたずさわる一方、地元のオーケストラでの演奏活動を行なっています。今までに、ラッシャーSE、フレドニアSQとして録音にも参加しています。
以上がパーソネルです。エンパイアSQとして、下記以外にもアルバムをリリースしています。フランク・ボンジョルノのアルバムに参加したものにつては、ボンジョルノのページをご覧ください。
なお、現在はアルトは Dan Miller にメンバチェンジしているようです。
Open Loop からリリースのアルバム。冒頭のサバの女王の登場からして、なんとなく冴えないな、という印象で、全体に音程は甘いしテンポはもたつくし、のハズレCD。フランセもただ楽譜を音にしてるだけだし、デュボワも軽妙さが全然出ていない。曲目としては、アルバムタイトルにもなっているエスケープ・トゥ・ザ・センターがおもしろく聴けました(私って、変かしらねぇ)。なお、こちらのゴールドラッシュ組曲はキャピタルSQの演奏と違って、ちゃんと全曲演奏されています。
竜安寺の石庭がジャケットになったアルバム。石庭というのは、やはり典型的な日本風のものなのでしょうか、いろいろな作曲家にインスピレーションを沸かせているようで、D.ケシュリーもその一人。サクソフォンとギター(このデュオ自体が The Ryoanji Duo という名前)という組み合わせによるこの曲は、あくまで石庭そのものを描写しているのではなく、そこから自由に発想して音楽にしているように聴こえます。どの曲も適度にシリアスで実演では映えるのでは思うのですが、録音のせいか精彩さが感じられず、あまりおもしろく聴くことができなかったのが残念です。