Todd OXFORD


アメリカの若手バリトン・サクソフォン奏者。13歳でサクソフォンを手にし、テキサス大学でハーヴェイ・ピッテルに師事しました。卒業後、25歳でハーヴェイ・ピッテルの4重奏団にバリトン・サクソフォン奏者として迎えられました。現在はテキサス大学オースティン校でピッテル氏の助手として教鞭をとっており、またピッテル氏の主催するテックス・サックスにソロ・バリトン・サクソフォン奏者として参加しています。ソロ活動をはじめ、タングルウッド祝祭管弦楽団をはじめオーケストラやジャズ・アンサンブルとの共演も積極的に行なっています。また、エリション・サクソフォン4重奏団のソプラノ吹きでもあり、近々同団体のCDがリリースされる見込です。

楽器・マウスピース・リガチャーはセルマー製、リードはヴァンドレンを使用しているということです。

Official Site(英語)


主なアルバム

「Finesse Todd Oxford Baritone Saxophone

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Equilibrium EQ22 (P)1999
  1. ヴァイオリン・ソナタ イ長調 (フランク)
  2. 無伴奏チェロ組曲第1番 BWV.1007 (バッハ)
  3. 即興とカプリス (ボザ)
  4. ワルツ形式のカプリス (ボノー)

Todd OXFORD (saxophone)
Carla McELHANEY (piano) [a]

Equilibriumからリリースされた、本人プロデュースによる全編バリトン・サクソフォンによるアルバム。しかもフランク以外は無伴奏! 単調なアルバムになるかと思いきや、バリトン・サクソフォンでここまで歌い込むことができるとは! とびっくりしました。このアルバムを紹介してくれた友人Y氏曰く「激しく歌いまくる」バリサク。低音ファンの方、要チェックです。

フランクバッハを演奏するにあたっては、チェロ奏者にさまざまなアドヴァイスを受けたそうで、特にバッハは弦楽器的なフレーズ処理を感じました。フランクのソナタはまさに「熱くなる」演奏で、ヴァイオリンやチェロで演奏するよりはるかに濃厚な曲に仕上がっており、好き嫌いの別れる演奏かもしれません。もちろん、私はかなり楽しめましたが。通常はアルト・サクソフォンで演奏されるボザでは、バリトンがここまで動き回れるのか、と唖然としますし、超難曲のボノーもきっちり吹いているだけではなく意欲的な表現も感じられます。さすがにタンポの音がパタパタうるさいのが難点かな。

Equilibrium 社のこのCDの紹介はこちら(英語)

オススメ度:

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