ニューヨークを拠点に活動するサクソフォン奏者。イサカ大学でサクソフォンをスティーヴン・マウクに、ジャズの即興をスティーヴ・ブラウンに師事、その後ニューヨーク大学でジャズサクソフォンの演奏をラルフ・ララマとテッド・ナッシュに、ジャズ・アレンジをジム・マクニーリーに、作曲をトッド・ブリーフに学びました。さらに、ラトガース大学のメイソン・スクール・オブ・ジ・アーツでサクソフォンをポール・コーエンに、指揮をウィリアム・ベルツに学び、ボルドーでジャン=マリー・ロンデックスの講習会にも参加しています。現在はダッチェス・コミュニティー大学ポキプシー校で Music Certificate Program の主席と音楽部門のスーパーヴァイザーを務めながら、ニューヨーク周辺のオーケストラへの客演、アルフレッド・リード指揮のラトガース大学ウィンド・アンサンブルとの共演、ニューヨーク市内のライヴハウスでのジャズ演奏など精力的に活動を続けています。
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アメリカ、フランスの様々な作品を集めた、意欲作。アメリカンスタイルのヴィヴラートで、どの曲も不安を感じることなく演奏を聴くことができます。スタンダードなレパートリになったと言えるウォーレイのソナタの清潔感、ラムの茶目っ気の効いたソナタでも悪ノリすることなく真面目な解釈が楽しめました。ちょっと気になったのは録音の影響もあると思いますが、やや音楽の線が細いようにも感じた点。情念渦巻くブリランスやテンションの高さがほしいバラフォンなど、技術的にはクリアしているものの、もう少し聴き手に何かを残してほしかったです。