Maurice VIARD

ミュールと同じ時代に活躍したフランスのサクソフォン奏者。ラヴェルの「ハバネラ形式の小品」の編曲者(Ludec版)として名前を遺しています(が、これは同姓別人の Jules VIARD 可能性もあります)。以下のCDのブックレットでは「詳細はわかりません」とのことで、これ以上はわかりませんでした


主なアルバム

「DEBUSSY: INSTRUMENTAL MUSIC」

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Pearl GEMM CD 9348
  1. フルート、ヴィオラとハープのためのソナタ (ドビュッシー)
  2. チェロ・ソナタ (ドビュッシー)
  3. ヴァイオリン・ソナタ (ドビュッシー)
  4. 神聖な舞曲と世俗的な舞曲 (ドビュッシー)
  5. ラプソディ (ドビュッシー)

Maurice VIARD (saxophone) / Piero COPPOLA 指揮 交響楽団 [e]
Marcel MOYSE (flute) / Eugene GINOT (viola) / Lily LASKINE (harp) c.1927 [a]
Maurice MARECHAL (cello) / Robert CASADESUS (piano) r.1930 [b]
Jacques THIBAUD (violin) / Alfred CORTOT (piano) r.1929 [c]
Lully LASKINE (harp) / Piero COPPOLA 指揮 交響楽団 [d]

SP録音の復刻による、ドビュッシーの室内楽曲集。フルートはモイーズ、ハープはラスキーヌ、チェロはマーシャル、ヴァイオリンはティボー、ピアノはカサドシュ、そしてコルトー、、、と、まあ、当代きってのソリストによる演奏が集められています。ヴィオールの演奏はヴィヴラートがたっぷりかかった往年のスタイルの演奏で、ミュールのそれよりさらに振幅の幅が大きく揺れの間隔が短い派手なヴィヴラートです。レコーディングの詳細データは不明ですが、初演から比較的間もない頃の録音になります。他の演奏もたいへん価値あるもので、歴史的な録音に興味をお持ちならばサクソフォンに興味がなくとも一聴の価値はあるでしょう。

なお、同一の音源(ただしリマスターは異なる)がこちらにも収録されており、サクソフォンだけを聴きたいのであればご一考を。

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