Saxperience


2004年、シモネ・オットを中心に12人の奏者で結成された団体。

Official Site(独語)


主なアルバム


「Saxperience」

  1. 10重奏曲 (ハートレー)
  2. 夜想曲 ニ短調 (ドヴォルザーク)
  3. ブロウ・ザ・タンゴ (シェーンフェルド)
  4. ハッピー・ブルース (マティシア)
  5. Sax-sux (メイエリング)

ドイツのサクソフォン団体というと、どうも偏よった目で見てしまうのですが、この団体の演奏を聴く限り技術的にはかなり向上してきているようです。選曲を見ても、かなりヴァラエティに富んでいて、ハングリーさを感じます。ドヴォルザークの夜想曲ニ短調Tex Saxに比べるアンサンブルとしてまとまっていて、スマートに聴こえます。音程はもちろん、アーティキュレーションの統一や、テュッティとソロの違いを意識した奏法など基本的なアンサンブルが徹底されており、キワモノ的な響きにならず音楽そのものを楽しむことができました。欲を言えばコードが変わったときにもっと表情の変化を感じたかったり、重さや軽さなど音楽の質感を表現してほしかったりしますが、まずはこれからの活動に期待をもつことのできる内容であることが嬉しいです。

オススメ度:

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