トゥ−ルーズ国立音楽院の出身者によって1981年に結成された団体。基本的にサクソフォンのためのオリジナル曲をレパートリにしている、ということしかわかりません(泣)。日本にも同名の団体がありますが無関係です。
サクソフォン4重奏のための古典的な名曲から現代作品まで幅広く選曲されたアルバム。録音がややピンボケですが、この団体の実力を高さをうかがうことができます。たとえばラクールの3楽章のユニゾンはいとも簡単にあっさりと吹いていて音譜にこめられた音楽のエネルギーを感じさせますし、ムーディ・タイムでは難解な譜面からジャズの要素を浮き彫りにし自分たちの演奏としてこなしきっています。隠された子供の庭も然り、客観的な視点で演奏されたXASAXとは対照的です。ホント、この団体の実力をさらにしっかり伝えるアルバムを聴いてみたいものです。
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