The New Hudson Saxophone Quartet


1987年にソプラノ奏者であり音楽監督であるポール・コーエンによって設立されました。ニューヨークを中心にリサイタル、オーケストラとの共演を行なっており、ニコラ・フラジェロやカルヴィン・ハンプトンの、4重奏と管弦楽のための協奏曲を初演しています。

以下でご紹介したアルバムのほか

主なアルバム


「The American Muse A Century of American Music for Saxophone Quartet

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ECLECTRA ECCD-2053
1999/6-7 Town Hall, New York City
1999/7-8 West Center Churck, Bronxville, NY
  1. サクソフォン4重奏曲第2番 (S.コーエン)
  2. 7月 (トーク)
  3. 4つのピアノ・ブルース (コープランド)
  4. フーガ (ハンプトン)
  5. サクソフォン4重奏曲 (ワイルダー)
  6. カノン風組曲 (カーター)
  7. サクソフォン4重奏曲 (フロリオ)

タイトルどおり古今のアメリカのサクソフォン4重奏曲を集めたアルバム。このなかでS.コーエンの曲はニューハドソンSQへ献呈、また4つのピアノ・ブルースはピアノ曲からの編曲版で初録音とのことです。出版もされているので、自分でも吹いてみたいな。ほかの曲も興味深いものが多く、演奏も曲の内容を噛み砕いたもので楽しめたのですが、願わくば音色そのものにもう少し魅力があるとよかったのですが、、

Eclectra レーベルのこのCDの紹介はこちら(英語、一部音源試聴可)

オススメ度:


「Nicolas Flagello Piano Concerto No.1

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Naxos 8.559296 (C)2006
  1. ピアノ協奏曲第1番 (フラジェロ)
    Tatjana RANKOVICH (piano) / John McLaughlin WILLIAMS / National Radio Symphony Orchestra of Ukraine r.2005/6/22-26, Kiev
  2. ダンテの別れ (フラジェロ)
    Susan GONZALEZ (soprano) / John McLaughlin WILLIAMS / National Radio Symphony Orchestra of Ukraine r.2005/6/22-26, Kiev
  3. コンチェルト・シンフォニコ〜サクソフォン4重奏と管弦楽のための (フラジェロ)
    New Hudson Saxophone Quartet / Kynan Johns / Rutgers Symphony Orchestra r.2004//11/6 Rutgers Univ.

1994年に亡くなったアメリカの作曲家、ニコラス・フラジェロの作品集。1曲目のピアノ協奏曲では、そこそこ派手に鳴るオーケストラが難解な調性の音楽を奏でています。メロディラインははっきりしているのですが響きが少なく、正直なところ私の苦手なタイプの響き。うーん、こまったなぁ、と思いながら、サクソフォン4重奏の協奏曲であるコンチェルト・シンフォニコに耳を傾けます。サクソフォンは音色よりも機動力や多彩な和音を響かせることに重点が置かれているようで、実演ではそこそこ効果がありそうに思いますが、このCDでは録音のせいかサクソフォン群が十分浮き出てこなくて、聴くにはちょっと辛かったです。

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