1987年にソプラノ奏者であり音楽監督であるポール・コーエンによって設立されました。ニューヨークを中心にリサイタル、オーケストラとの共演を行なっており、ニコラ・フラジェロやカルヴィン・ハンプトンの、4重奏と管弦楽のための協奏曲を初演しています。
以下でご紹介したアルバムのほか
主なアルバム
「The American Muse A Century of American Music for Saxophone Quartet」
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タイトルどおり古今のアメリカのサクソフォン4重奏曲を集めたアルバム。このなかでS.コーエンの曲はニューハドソンSQへ献呈、また4つのピアノ・ブルースはピアノ曲からの編曲版で初録音とのことです。出版もされているので、自分でも吹いてみたいな。ほかの曲も興味深いものが多く、演奏も曲の内容を噛み砕いたもので楽しめたのですが、願わくば音色そのものにもう少し魅力があるとよかったのですが、、
オススメ度:
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1994年に亡くなったアメリカの作曲家、ニコラス・フラジェロの作品集。1曲目のピアノ協奏曲では、そこそこ派手に鳴るオーケストラが難解な調性の音楽を奏でています。メロディラインははっきりしているのですが響きが少なく、正直なところ私の苦手なタイプの響き。うーん、こまったなぁ、と思いながら、サクソフォン4重奏の協奏曲であるコンチェルト・シンフォニコに耳を傾けます。サクソフォンは音色よりも機動力や多彩な和音を響かせることに重点が置かれているようで、実演ではそこそこ効果がありそうに思いますが、このCDでは録音のせいかサクソフォン群が十分浮き出てこなくて、聴くにはちょっと辛かったです。