Lost Cloud Quartet


イタリアのサクソフォン4重奏団です。すみません、詳細は不明です。レパートリを見る限り、現代作品およびイタリアの作品を得意としているようです。下記にご紹介したアルバムに加えて、シャリーノによる人形オペラのための音楽「ヴェノーザ公と愛しきマリアの恐るべき悲惨な物語」(Zig-Zag Territorie) の録音に参加しています。

Official Site(イタリア語・英語)


主なアルバム


「La Bocca, I Piedi, Il Suono」

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Col loegno WWE 1CD 20701
1997/10/26 Chiaravalle Theatre, Ancona, Italy (ensemble)
1999/1/13-14 Studio at Montevarchi, Arezzo, Italy (4 solos) etc.
  1. La Bocca, I Piedi, Il Suono〜4本のソリストと100本の動くサクソフォンのための (シャリーノ)

シャリーノは2000年に声、フルート4本、サクソフォン4本、打楽器、とフルート100本・サクソフォン100本のオーケストラのための海の音による練習曲という曲を書いていますが、このCDに収められた曲は1997年に書かれた、いわば「海の音」の前編。サクソフォンの「雄叫び」もしくは「ささやき」が前後左右から聞こえ、突然別の場所からも音が発せられ、という実験的な要素を含んだ作品。シアトリカルな発想は作曲者がボローニャ市立劇場の芸術監督を務めた経歴が関わってるのではないでしょうか。CDを聴くだけでは、正直なところ充分に理解できなかったというところなのですが、実演を聴いたらなかなかおもしろそうです。どこかの音大ででもとりあげてくれないでしょうか??

本CDにはDVDディスクがおまけに?ついてきますが、残念ながら我が家の環境では映像は再生できませんでした。映像は確かに収録されているようなので、適正な環境ならが見られるはず。この作品の持っている(重要な要素である)2次元的な空間を楽しめる一助になることでしょう。

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