Deutsches Saxophon-Ensemble
(German Saxophone Ensemble)


団体としてのプロフィールは不明ですが、ソプラノのデムラーをはじめ南ドイツ放送交響楽団などのオーケストラでクラリネットを担当しているメンバで構成しています。

下のフーガのCDでは、テナーのメンバー変わっています。



主なアルバム


「DEUTSCHES SAXOPHON-ENSEMBLE AUSTRIA SAXOPHON-QUARTETT」

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Antes BM-CD 31.9006
  1. ロッシーニ・ア・ラ・カルテ (シュニーピーグ編)
  2. G線上のアリア (バッハ)
  3. 軍隊交響曲 (カテル) #
  4. 歌劇「フィガロの結婚」序曲 (モーツァルト)
  5. セヴィリャ (アルベニス)
  6. 前奏曲とフーガ第16番 ト短調 (バッハ) #
  7. カルメン・メドレー (ミューラー編)
  8. ヘブライの踊り (シュニーピーグ)
  9. カディス (アルベニス) #
  10. カスケード (フラッケンポール編)
  11. ラ・クンパルシータ (ロドリゲス)
  12. チャールス’トーン (ミューラー) #
  13. 小さな黒人 (ドビュッシー)
  14. ピンク・パンサーのテーマ (マンシーニ)
  15. タンゴ (アルベニス) #
  16. ラグタイム・カンパニー (クェレ)
  17. 64の時 (レノン/マッカートニー)
  18. 喜歌劇「ジプシー男爵」より (シュトラウス) #
Austria Saxophon-Quartett [#]
Deutsches Saxophon-Ensemble [#以外]

Antesレーベルからリリースされた、ドイツ・サクソフォン・アンサンブルとオーストリア・サクソフォン4重奏団のアルバム。ごらんのとおり小品がほとんどで、セヴィリャカスケード小さな黒人などはサクソフォン吹きには馴染みのある編曲で演奏されていますが、ロッシーニ・ア・ラ・カルテカルメン・メドレーは短時間にこれでもかとメロディが詰めこまれた独自の編曲。またタンゴは、アルゼンチンタンゴを思わせる編曲で、思わずずっこけそうになりました。タンゴを含めオーストラリアSQの演奏にはベースとパーカッションが加わっていて、イージーリスニング風に聴くのが良いのかもしれません。一方ドイツSEは真面目な演奏を繰り広げていますが、リズムがよたってタテ線のズレたり、音程や臨時記号の見落とし(譜面のミス?)と思われる不自然な響きが気になって、楽しめませんでした。


「All About Fugue」

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Spektral SRL 4-09065
2009/10 Trick-Studio, Rauenberg
  1. ルードゥス・トナリスより (ヒンデミット)
  2. フーガの技法より 対位法1番・4番・9番 (バッハ)
  3. 6つの前奏曲とフーガより (メンデルスゾーン)
  4. バッハの名による6つのフーガより (シューマン)
  5. 「おお悲しみよ、心の苦しみよ」によるコラール前奏曲とフーガ イ短調 (ブラームス)
  6. 4つの主題によるフーガ (R.シュトラウス)
  7. 大フーガ 変ロ長調 (ベートーヴェン)
Deutsches Saxophon-Ensemble

有名作曲家によるフーガ作品を集めた、意欲的な内容のアルバム。なるほど、聴いてみればそれぞれの作曲家の個性が感じられます。飄々としたヒンデミット、重厚さと憂いを感じるブラームス、健康的なメンデルスゾーン、重厚な建築物のようなベートーヴェン。。ドイツSEの演奏は音符を忠実に演奏しており、主題を追う楽しみを味わうことはできますが、主題が展開し、最後に開放されるべき和音の響きがちょっとすっきりしなかったり、響きそのものの魅力があまり感じられないのが残念。解説にも譜例を使った説明があり(もちろん日本語ではありませんが)、確認しながら聴けば演奏をより深く楽しめます。


「Pianos + Saxohones」

Ars Prodution FCD 368 378 (c)2001
  1. 4手のピアノのためのソナタ (ゲンツマー)
  2. サクソフォン4重奏のための協奏曲〜ピアノ伴奏版 (マルティノン)
  3. 2台のピアノのためのソナタ (ゲンツマー)
  4. 4本のサクソフォンと4手のピアノのための協奏曲 (ゲンツマー)
  5. 最初の演奏曲集〜ピアノ4手のための (ゲンツマー)
  6. 2番目の演奏曲集〜ピアノ4手のための (ゲンツマー)
  7. サクソフォン小組曲 (フランセ)
デュオ・竹沢=ジシュカ (piano)
Deutsches Saxophon-Ensemble [b,d,f]

ピアノデュオによるハラルド・ゲンツマーの作品集ですが、そこにサクソフォン4重奏が加わってゲンツマー以外に2曲の演奏がおさめられています。。サクソフォンのファンとしては、指揮者としても有名なマルティノンが作曲した、サクソフォン4重奏と管弦楽のための協奏曲がピアノ伴奏版で聞くことができるのが嬉しい限り。オーケストラの華やかな響きがピアノというシンプルな響きになる分、サクソフォンを機動的に駆使した書法が一層浮き彫りになります。これが、もう少し精緻で整ったアンサンブルによる演奏だったら、もっとおもしろかったと思いますが。。マルティノンの曲に限らず、全体に勢いのある質実剛健な演奏で、おもちゃ箱のようなにぎやかな響きはなかなか楽しめました。

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