Jürgen DEMMLER


ドイツはライン州の生まれ。ハイデルベルグ州立音楽大学でクラリネットとサクソフォンを専攻し、卒業後ドイツ・サクソフォン・アンサンブルとバーデン・バーデン・フィルハーモニック・アンサンブルを創設しました。ベルリン・フィルや西ドイツ放送管弦楽団などに招かれ、バレンボイム、バーンスタイン、チェルビダッケ、ノイマン、ギーレン、マゼール、メータといった指揮者(本当にそうそうたるメンバだなぁ)の下で演奏したそうなので、日本では名前こそ知られていませんが、実は知らずのうちに彼のサックスを聴いているのかもしれません。現在は南西ドイツ放送管弦楽団のメンバです。

Official Site(独語)


主なアルバム

「HOT SAX」

アマゾンでこのCDをチェック!
Bayer 100 098
1991/10 Tonstudio van Geest, Sandhausen
  1. ホット・ソナタ (シュルホフ)
  2. 5つのエキゾチックな踊り (フランセ)
  3. サクソフォン・ソナタ (ウッズ)
  4. スカラムーシュ (ミヨー)

Jürgen DEMMLER (saxophone) / Peter GRABINGER (piano)

音色が太いのは、クラリネット奏者でもあるからなのでしょうか。そのせいか、フランセのような軽妙さを要求される曲では、重さを感じてしまい、スカラムーシュの Vif は重い体にむち打って疾走するような雰囲気になってしまいました(これはこれでおもしろいですが)。ウッズのソナタでは、重心の低い安定したリズム感が心地よい。ホット・ソナタも同じ傾向ですが、もっともっと暴れてほしかったなぁ。。。。

Bayer Records のこのCDの紹介はこちら


「COSMOPOLITAN Saxophon und Klavier

Check it amazon.com !
アマゾンでこのCDをチェック!
Bayer 100 100
1993/7 Landesstudio Freiburg, Südwestfunks, Deuch
  1. ブルース・コンチェエルト (ホロコーム)
  2. アルト・サクソフォンとピアノのための組曲 (デッサウ)
  3. ファンタジア・アンプロンプチュ (ジョリヴェ)
  4. 内なる声 (メイヤー)
  5. 中国狂詩曲第3番 (黄安倫)
  6. サクソフォン・マーマレード (ロザンタール)

Jürgen DEMMLER (saxophone) / Peter GRABINGER (piano)

ジャズのイディオムが混じった曲ばかりで構成されてます。目新しいのは中国狂詩曲第3番。メロディはエキゾチックですが、曲としてはなかなかよくまとまってます。楽譜がほしいなー。サクソフォン・マーマレードの作曲者ロザンタールは、指揮者として有名な彼で、この曲は習作ということですが、なかなかかわいらしい曲で気に入りました。またデッサウの曲は名曲のわりに録音が少ないので、貴重。演奏は相変わらずの太くて重い音で、曲の持ち味を十分表現しておらず、残念です。

なお、このアルバムは、カタログでは「Hot Sax II」というタイトルになっていますが、CDのどこにもその文字はありません。

Bayer Records のこのCDの紹介はこちら
inserted by FC2 system