Jeffry WILSON
イギリスで活動するサクソフォン奏者・教育者。王立音楽院でジョン・ランバート、ヘルベルト・ハウェルズに作曲を師事の後、ゴードン・ジェイコブ、オリヴィエ・メシアンにも師事しています。主に教育活動と作曲に力を入れており、その内容は管楽器のための作品、ジャズ系の作品をはじめ、膨大なかずに上っています。また、4重奏団であるサクソロジーではテナー・サクソフォンを担当しています。
ウィルソンのサイトはこちら(英語)
主なアルバム
「Semplice - from Beautiful Beginnings」
Saxophone Classics SC 4001
2007/11 Champs Hill, East Sasex, U.K.
- メロディ (ルビンシュタイン)
- 悲しき歌 op.40-2 (チャイコフスキー)
- ロマンティックな小品 (ドヴォルザーク)
- ロマンス (ラフマニノフ)
- ロマンス (ショスタコーヴィチ)
- ニコルのテーマ (R.R.ベネット)
- ローズマリー・ワルツ (R.R.ベネット)
- リフレクションズ (ストリート)
- レイジー・アフタヌーン (ストリート)
- 無言歌 (マクギャリー)
- 夜想曲 (クリスティ)
- ジェントル・フォリーム (ヒース)
- タンゴ op.165-2 (アルベニス)
- タンゴ (スコット)
- タンゴ ニ長調 (ウィルソン)
- 7つのチャクラより (ウィルソン)
- パロタシュとフリス (バログ)
- チャルダッシュ (グールウィッチ)
- 夢のあとに (フォーレ)
- 5月 (フォーレ)
- ばら色の人生 (ルイギ)
- 春の歌 (メンデルスゾーン)
- ヤング・アット・ハート (ノートン)
- ココノート (ノーレ)
- ジャマイカン・ルンバ (ベンジャミン)
- フェアウェル・フォー・ア・フォックス (ベズウィック)
- 砂のワルツ (ワッツ)
- ウナギの燻製のセレナーデ (ワッツ)
- セリーヌ・マンダリン (クレパン)
- ラ・プティット・キャナル (マルシャク)
- チャンプス・ヒル (ウィルソン)
Jefrry WILSON (saxophone)/ Tim WATTS (piano)
日本語帯は「センプリーチェビギナーのために」となっています。なるほど、どの曲も技術的に平易で、ブックレット(ちなみに下記サイトからフリーでダウンロード可能)にも演奏のヒントが書いてあり、初心者が取り組み練習するにふさわしい曲ばかりです。が、せっかくなら楽譜の出版社くらいは明記しておいてほしかったなぁ。演奏はあくまで参考演奏であり、鑑賞として楽しめるかというと、正直おもしろくは感じられませんでした。でも、そういう目的の企画ではありませんから、文句をつけるのは筋違いでしょうね。
なお、おまけとして、ウィルソンの作曲によるチャンプス・ヒルのパート譜がpdfファイルで収められており、この点も初心者向けの企画ならではでしょう。
Saxophone Classics のサイトのこのCDの紹介はこちら(英語)