スロヴァニア生まれのサクソフォン奏者で、オーストリアでサクソフォンの勉強をした後、パリでも学びました。1995年からウィーンの大学でサクソフォンを教えています。CDの解説がドイツ語?なので、私には解読できない(苦笑)のですが、オーストリア・サクソフォン・オーケストラの指揮者でもあります。
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オーストリア・サクソフォン・オーケストラの印象があまり良くなかったので、買うのをためらっていたのですが、中古で出ていたので思わず購入してしまいました。ヴィヴラートが少なく音色そのもので語る演奏で、やや線が細いようにきこえるのは仕方がないかなぁ。正攻法の演奏には好感を持ちましたが、興味をひく曲が少なく、やや退屈気味でした。そのなかで、最後のサクソフォンとエコーのためのスタディは、ディレイを効果的に使ったユニークな曲で、同じ音色が反復して重なり合って和音や音型を作り、不思議な音響空間が広がっていくのが印象に残りました。この曲は、一度生演奏で聴いてみたいです。