Farrell VERNON
ノース・カロライナ生まれでアメリカで活動する奏者。インディアナ大学でジャズ理論を専攻、デンヴァー大学でジャズ奏法、ノーザン・コロラド大学でサクソフォン奏法と理論を学び、この間にユージン・ルソーほかに師事しました。インディアナ大学、パーデュー大学フォート・ウェイン校でサクソフォンとジャズ理論の教授職を務める奏者。これまでにサウスイースト・ルイジアナ大学やジェームス・マディソン大学でも教鞭を執ってきました。クラシックとジャズの双方の音楽理論に通じています。また、編曲譜がアメリカのドーン社およびアリゾナ大学から出版されています。
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主なアルバム
「The Forgotten Saxophone New Music for Sopranino」
Arizona University Recordings AUR CD 3136 (c)2007
- ファンタジー (D.ハンソン)
/w.David HANSON (piano)
- Paçoca (マチャド)
/w.Laura LYDY (guitar)
- ソリロクィとスケルツォ (ハートレー)
/w.Irene ATOR (piano)
- Quebra Queixo (マチャド)
/w.Laura LYDY (guitar)
- ソプラニーノ・サクソフォンとパーカッションのための組曲 (アトール)
/w.Larry FORD ()
- ソナタ ホ短調 op.57-2 (J.ボディン)
/w.Melanie BOOKOUT, Russell BOOKOUT (viola da gamba)
- ニューオーリンズの響き (P.ハイデン)
/w.Jan GRIMES (piano)
- Taunder naken (ヘンリー5世)
/w.Melanie BOOKOUT, Russell BOOKOUT (viola da gamba)
- ソロ楽器とオルガンのためのソナタ (コプレー)
/w.Irene ATOR (organ)
- 夜の女王 (モーツァルト)
/w.Irene ATOR (piano)
- 人形の歌 (オッフェンバック)
/w.Irene ATOR (piano) / Larry FORD (percussion) / Brad KUHNS (contrabass) / Brody VERNON (rachet)
- 熊蜂の飛行 (リムスキー=コルサコフ)
/w.Irene ATOR (piano)
- 3つのアリア (K.ジョンソン)
/w.Irene ATOR (piano)
Ferrell VERNON (saxophone)
ソプラニーノ・サクソフォンはどうしても音程が不安定になったり、音色がきつくなったりしやすいので、ソロ楽器として扱うことはあまりありません。このアルバムもクラシックからのアレンジを除いて初めて聴く曲ばかりですが、ファレルの歌心に満ちた演奏は、楽器の短所を感じさせないもので、心から楽しめました。上手くコントロールされた輝かしい音色も聴きものです。オリジナル曲が中心ですが、オペラのアリアがあったり、ちょっと民族色を感じる曲もあったり、ヴァラエティに富んでます。共演楽器もピアノのみならず、ギターだったり、ティンパニ(!)だったり、オルガンだったりとなかなか楽しく、特にギター伴奏のショーロス風の曲は、聴いていると和みます(笑
オススメ度: