Didier VADROT


1967年フランスの生まれの奏者。地元シャロン・スュル・ソーヌの国立音楽学校でJ.P.フシェクールに学び金メダルを獲得、研究可を主席で卒業後、ブーロニュ国立地方音楽院、パリ国立音楽院に学び卒業。この間、クロード・ドゥラングルに師事しました。また、室内楽、オーケストラの指揮法も学び主席で卒業しています。卒業後は現代音楽を始めさまざまなジャンルの演奏を、ソロ/指揮/室内楽で手がけています。現在はオータン音楽院で教鞭をとっています。2004年冬には来日し、日本人サクソフォン奏者安田良美とデュオを組み、北海道や横浜リサイタルを行ないました。(これ以前にもオッシア・サクソフォン5重奏のメンバとして来日しているようです。)

なお、ヴァドロ氏のプロフィールについてはY様より情報提供いただきました。感謝!



主なアルバム


「HENRI SAUGUET MUSIQUE DE CHAMBRE volume 2」

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SONPACT SPT96017
  1. ソナチネ〜フルートとピアノのための (ソーゲ)
  2. バラード〜チェロとピアノのための (ソーゲ)
  3. 愛の戯れと冒険〜ピアノ連弾のための (ソーゲ)
  4. 組曲〜クラリネットとピアノのための (ソーゲ)
  5. 牧歌的ソナタ〜アルト・サクソフォンとピアノのための (ソーゲ)

Didier VADROT (saxophone)/ Catherine GARNIER (piano) [e]
立花 千春 (flute)/ 竹田 静代 (piano) [a]
Eric PERRIER (clarinet)/ Isabelle HENRICH (piano) [d]
Various Artists

ソーゲ、といってもピンとこない方が多いのではないでしょうか。小難しい顔して聴くのでなく、時に軽やかでけして押しつけがましくない"小粋な"作品を残した、20世紀半ばのフランスの作曲家です。我が家では、すがすがしい日曜日の朝ちょっとカフェオレでも飲みながら、という気分の時にこのCDをかけています。ジャケットも花の咲き乱れる庭園の美しい写真でグッド!ですが、入手困難で、私は国内で探して見つからず、海外のオンラインCDショップを探しまくりようやくアウトレットで発掘しました。もし店頭でこのアルバムを見つけたら「買い」ですよ!

このアルバムの最後に牧歌的ソナタが録音されています。ヴィヴラートの少ない地味な音色ですが、ソーゲの素朴な曲にはこの音色があう気がします。今のところ他にはロンデックスの華やかな音色による録音しか見当たらなく、さらに録音が増えてほしいものですが、音色の対照的な、このヴァドロによる演奏と、ロンデックスによる演奏を聴き比べるのもおもしろいでしょう。

なおフルート・ソナタは日本人の inserted by FC2 system