Robert UMIKER
奏者の詳しい経歴についてはわかりませんが、アーカンサス大学でクラリネットを教えている/たようです。
主なアルバム
「A Festive Sundeay with William Grant Still」
Cambria CD-1060
r.1984 on Opus 1 recordings expect [b]
- 交響曲第3番「サンデー・シンフォニー」 (スティル)
Carton R.WOODS 指揮 ノース・アーカンサス交響楽団
- 祝典序曲 (スティル)
Arthur Bennet LIPKIN 指揮 ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団 (r.1970)
- ロマンス〜サクソフォンとピアノのための (スティル)
Robert UMIKER (saxophone) / Arthur TOLLEFSON (piano)
- 民族組曲〜フルート、クラリネット、チェロとピアノのための (スティル)
Leonard GARRISON (flute) / Robert UMIKER (clarinet) / Samuel MAGILL (cello) / Arthur TOLLEFSON (piano)
- 3つのリズミカルな黒人霊歌 (スティル)
- 我が余生は長くない (スティル)
Jack GROH 指揮 アーカンサス大学スコラ・カントルム
花々の前に置かれたベンチに、孫娘と座る作曲者スティルのジャケット写真がほのぼのとしたアルバム。スティルの曲は現代的な不協和音はほとんどせず、耳に優しい曲ばかりです。録音のせいか、どの演奏もちょっと堅く聴こえるのが残念。ウミカーの演奏は、音色はクラリネット奏者の吹くサクソフォンで、けして達者とはいえませんが共感をもった演奏を繰り広げています。ちなみにウミカーは次の民族組曲でクラリネットに持ち替えて演奏しており、こちらの方が本領が発揮できているようです。最後に収録されている黒人霊歌に基づく合唱曲を生理的にいちばんしっくり聴くことができたのは、多分スティルがアフリカ出身であることが無関係ではないように思います。