Sébastian TREMBLAY


カナダのケベックを中心に活動を行なうサクソフォン奏者・作曲家。1969年生まれ、15歳でサクソフォンを始め、2年後にケベック音楽院でピエール・ブルクに指示しました。1991年に卒業の後、3年間渡仏しジャン=イヴ・フルモーにも師事しています。その後はカナダを中心に、ソロやオーケストラとの共演を続けながら、1999年にはNeume Phonographeを設立し、自作曲の出版管理を行なっています。現在はオタワ州のガティノー音楽院の教授として後進の指導にもあたっています。

トレンブレイ氏のサイトはこちら(英語・仏語)


主なアルバム


「Le Saxophone Classique」

Neume Phonographe NPH001-2
r.1999
  1. ソナタ〜アルト・サクソフォンとピアノのための (トレンブレイ)
  2. 協奏曲 (トレンブレイ)
  3. ソナタ「ブラームスの主題による変奏曲」 (トレンブレイ)
  4. ソナタ 第1楽章〜アルト・サクソフォン・ソロのための (トレンブレイ)
  5. ヴァイオリン・ソナタ BWV1001 (バッハ)
  6. 間奏曲 op.117-1 (ブラームス)

Sébastian TREMBLAY (saxophone)/ Charles DUMAS (piano)

自作曲の録音にあまりいい印象をもっていないのですが、このアルバムは自作自演ながらも作品が古典的ゆえか、安心して楽しむことが出来ました。作品1番となるソロのソナタこそややテクニック志向を感じますが、明確な和音とメロディラインは、まるで19世紀後半から20世紀前半の曲のようです。なるほど、バッハとブラームスというカップリングもあまり違和感がありません。強い個性は感じられませんが、意欲が空回りせず、きちんと音楽に根付いているところに好感を持ちました。

自作曲の楽譜は、サイトから購入することもできるようです。

オススメ度:


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