1960年生まれのサクソフォン奏者。パリ高等音楽院でダニエル・デファイエに師事、現在はシャルルヴィルの音楽院で教鞭を執る傍ら、モントペリエ、ナンシー、ハッセン放送、ザールブリュッヘン、サンクト・ペテルスブルクなどの管弦楽団に招かれています。
アマゾンでチェック! |
ドイツのレーベルからリリースされたフランスのサクソフォン協奏曲集。ソリスト・指揮者はフランス出身、オケはドイツ、と、邪推ながらどんな仕上がりになってるのだろう?とワクワクしながら聴き始めたのですが、意外にも正統的な仕上がりになっていて、ある意味ほっとしました。オケの根本的な機能はやはりドイツのオケそのものですが、ホルン専攻でもあった指揮者の手によるのか、特に管楽器の処理が独特の雰囲気を醸しだしています。ソロはほどよいヴィヴラートのかかったすこし冷たい透明感のある音色で、耳に心地よく響きます。もちろん技術的には破綻なく、ソリストの長所がプラスに演奏に働いていて楽しめました。
しかしラプソディ以外の全曲が Premiere Recording ってのは、ちょっといただけないですね。どの曲も先に録音された実態があるのに、、、
オススメ度: