The Rascher Saxophone Ensemble


シーグルト・ラッシャーの提唱で結成されたアンサンブル。はっきりとしたことは不明ですが、定期的に演奏活動を行なっていたわけではなさそうで、LPを2枚遺しています。メンバにはローレンス・グウォゼズリンダ・バングス=ウルバン、そしてラッシャー氏と娘のカリーナの名前もあります。



主なアルバム


「The Rascher Saxophone Ensemble」

Cornet CD-Cor 401-0
1974 Ohio, 1975/7/2-3 Union College, Schenectady, N.Y.
  1. 輝く暁の明星のいと美わしきかな (バッハ)
  2. 序曲、歌とメランコリー (フサ)
  3. Mark Hur Var Skugga (ベレマン)
  4. フーガ第22番 (バッハ)
  5. 最後の春 (グリーグ)
  6. 協奏曲「アラ・ラスティカ」 (ヴィヴァルディ)
  7. サクソフォンのための前奏曲 (ヴィルス)
  8. 水夫の歌 (グリーグ)
  9. 目覚めよと呼ぶ声あり (バッハ)
  10. タートル・ドーヴ (イングランド民謡)
  11. 合奏協奏曲 ハ長調 (ヘンデル)
  12. サクソフォン6重奏曲 (カントナー)
  13. 汝我が傍らにあらば (バッハ)
  14. 葬送行進曲 (メンデルスゾーン)
  15. サクソフォン10重奏曲 (ハートレー)
  16. ボニー・ドゥーンの土手と丘 (グレインジャー)
  17. オープニング・コーラス〜カンタータ99番 (バッハ)
  18. ホルベルグ組曲より (グリーグ)
  19. The Heavens Resound (ベートーヴェン)

ソプラノからコントラバスまで、6種類24名によるアンサンブル。でも、ジャケはラッシャー氏と一緒に7種類の楽器が写ってるぞ?? 70年代に録音されたLP2枚のCD化です。なんともユニークな響きですが、技術的にはあまり感心できるものではありません。小品ばかりなので、やや聴き応えがないのも残念です。まあ、これは音楽の内容を楽しむというより、サクソフォン合奏の響きを楽しむためのアルバムですから、あまり細かいことをうだうだいっても仕方ないでしょうね。なにも考えないで、珍妙なサウンドにおぼれましょう。好事家向き。

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