ジャン=マリー・ロンデックスが1977年に門下生12名を集めて結成したアンサンブルです。ソプラニーノからバスまで6種類のサクソフォンを集め、見事なアンサンブルを聴かせます。ちなみにすべてセルマーの楽器ということです。委嘱作品は28曲にのぼり(1989年現在)、いわゆる現代音楽がほとんどですが、クラシカル・サクソフォンの可能性を広げる試みを続けています。ちなみに、ジャケ写真を見ると、日本人っぽい風貌の男性も混じってます。
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3曲とも現代的な響きのする作品で、中でもローバはライヴ録音(東京で行なわれたワールド・サクソフォン・コングレス)にもかかわらず、演奏の傷も感じられず、現代奏法による色彩の変化が効果的に響いています。他の2曲も、難解ですがたいへん説得力のある演奏に仕上がってます。サクソフォン4重奏を聴き飽きた方にオススメのCDです。
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