Demetrius SPANEAS


ボストンおよびニュー・ハンプシャーを中心に活動するサクソフォン奏者。ニュー・イングランド音楽院およびアリゾナ州立大学を卒業、ケネス・ラドノフスキ、トーマス・フェランテ、デイヴィド・ピトゥに師事しました。ニュー・ハンプシャー大学、ゴードン大学およびニュー・イングランド音楽院で、木管楽器、ジャズ史などを教えています。ソロ活動に加えてボストン・フィルハーモニーにたびたびソリストとして招かれるなど各地のオーケストラや室内楽に客演を重ねています。またボストン・サクソフォン4重奏団に参加するほか、ジャズにも積極的に取り組み、ビッグバンドへの参加や、各種アーティストのバックバンド(たとえばレイ・チャールズ、シーナ・イーストン、フィリップ・ベイリー、などなど、、)にも参加しています。

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主なアルバム


「When Wind Comes to Sparse Bamboo」

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Capstone CPS-8717 (c)2003
  1. 無伴奏フルートソナタ BWV.1013 (バッハ)
  2. メモ6 (ランズ)
  3. オヴィディウスによる6つの変容 (ブリテン)
  4. 詩篇第11番 (パーシケッティ)
  5. シュリンクス (ドビュッシー)
  6. ピッコロ・スタジオ (D.マルティノ)
  7. ウィングス (タワー)
  8. 風が竹薮をそよぐ時 (ヘイム)
  9. すべての者よ、主に向かいて喜ばん (グレゴリア聖歌)

Demetrius SPANEAS (saxophone)

アルバムタイトルの Sparse Bamboo という部分を竹薮と訳してみましたが、ジャケットはもしかして、竹薮・風というキーワードを意識したのでしょうか? 全編無伴奏によるアルバムで、最後のグレゴリア聖歌のみ多重録音が使われています。どの曲も技術的に安定しており、また音色も跳躍個所でややつらいところはあるものの全体としてはいい意味でアメリカ的なクールな音色となっています。中でもバッハの若々しい演奏や、オヴィディウスによる6つの変容のよく練られた演奏が印象に残りました。次作には、さらにシリアスな作品に対する踏み込んだ解釈も期待したいところです。

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