1952年ヘルシンキの生まれ。ヘルシンキのシベリウス・アカデミーでサクソフォンを始め、1973〜75年パリ国立音楽院で学び、この間デファイエに個人的に師事しました。再びシベリウス・アカデミーに戻り1977年に卒業し、現在は同校の教授となっています。下記にご紹介したアルバム以外にも、断片的にBISレーベルから録音がリリースされていますが、最近の録音がないようです。いったいどうしてるのでしょうか?
ちょっと気になってリサーチしてみたところ、1986年に指揮のディプロマを取得しており、1993年にラジオ・フランス・フィルハーモニク管弦楽団で指揮デビューしました。現在はタピオラ・シンフォニエッタ、ストックホルム・フォーク・オペラ、マルメ音楽劇場などを指揮しており、Ondineレーベルから指揮者として数枚のCDをリリースしているようです。ということは、サクソフォン業は廃業??
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アナログ録音です。技術的にはまずまず聴けるレベルで、ご本人の風貌そのまま?全体にかなりていねいに演奏しています。が、安全運転にすぎるような気もして、おもしろい演奏にはなってません。ミヨーやイベールのような軽さがほしい曲を一本調子で吹かれると、だんだん歯がゆくなってきます。特にフランセでは、タイトルの"エキゾチックさ"が感じられず、退屈してしまいました。
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この録音でも、とても真面目さが感じられます。グラズノフでは曲の性格も幸いして、まあまあおもしろく聴けましたが、ラーションではもっと積極的な表現がほしかったですね。オケの棒を振ってるパヌラの作品は、印象に残らなかった、というのが正直なところです。しかし、収録時間 37分というのは、CDとしては短いぞー。
オススメ度:
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ヒンデミットのにこやかな似顔絵がジャケットになっている、管楽器のためのソナタを集めたアルバム。どの曲も技術的には無難でヒンデミットらしさを感じる個所もありますが、どういうわけだかそれが魅力的に聴こえないのです。お行儀がよすぎというか、無難というか、、、ジャケットの顔のような、ヒンデミットの飄々・颯爽とした響きをもっと感じたかった、です。
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ペッカ・サロネンといえば北欧出身の若手指揮者として有名ですが、彼の自作曲を集めたCDがワーナー系のフィンランディア・レーベルからリリースされてます。この中に、サロネンの管弦楽処女作となるサクソフォンの協奏曲が含まれていて、ソロをサヴィヨキが担当しています。うーん、理解できなかった、、(爆)。むしろ、オーボエやフルート(ちなみにフルートは個人的に結構気になっているヘラスヴォがソロをとってます)のための作品のほうが響きとしては新鮮に聴こえました。なおサクソフォン協奏曲のみアナログ録音です。