Brian SACAWA



アメリカはボルチモアを拠点に活動するサクソフォン奏者。ミシガン大学、ピーボディー大学院、マサチューセッツ大学アムハースト校より学位を受け、ドナルド・シンタゲイリー・ルーイリン・クロックに師事しました。現在は作曲家/ターンテーブリスト(!)DJ・ダブル8とのデュオ「ハイブリッド・グルーヴ・プロジェクト」をはじめ、ソロ、室内楽を積極的に行なっており、特にエレクトロニクス系楽器との共演はニューヨーク・タイムス他で高く評価されています。現在モルガン州立大学、メリーランド大学ボルチモア校のメンバとして教鞭をとっています。

2007年には来日の予定もあったのですがキャンセルとなってしまいました。是非、日本でも彼の本領を発揮できるイベントで演奏してほしいものです。

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主なアルバム

「American Voice」

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Innova 675 (r)2007
  1. 四角い形をした小品 (グラス)
  2. プレ=アムネシア (L.ヒラ)
  3. パスティライフ・ラップトップス・アンド・アティック・インストゥメンツ (スパングラー)
  4. ネーデルランド (セオファニドス)
  5. バッカナリア・スキアポドルム (D.ハースト)
  6. 声の中の声 (マカン)
  7. ロウ・クヮルテット (M.ゴードン)

Brian SACAWA (saxophone)

すべてアメリカのコンテンポラリー作品によるアルバム。グラスの作品は例のようにポップな音形の繰り返しでわりと聴きやすいのですが、あとの曲は難解。。正直、理解できませんでした。が、サカワの演奏は不安を感じさせる箇所がなく、確信と気鋭に溢れた快演であることは十分理解できます。ターンテーブリスト(って、あのアナログ盤をいじる人?)とのコラボレーションによるパスティライフ・ラップトップス・アンド・アティック・インストルメンツは、これは素材こそクラシックですが、ヒップホップだかクラブミュージックだかそれらをごちゃ混ぜにしたような不思議な響き。これは、普段その手の音楽を聴きなれてる人ならばかなり楽しめるのではないでしょうか。ネーデルランドの内省的な響きや、声の中の声の楽器と声を同時に発音する試みからも、曲のベクトルを私たちに提示してくれています。

Innova レーベルのこのCDの紹介はこちら(英語)

オススメ度:

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