Jâmal ROSSI


イサカ大学、ミシガン大学を卒業、スティーヴン・マウク、ドナルド・シンタ、レイモン・リッカーに師事しました。現在はイサカ音楽大学の教授を務めています。また、師のマウクが創設したエンパイアSQのアルト・サクソフォン奏者でもあります。なお、楽器はセルマーを使用しています。



主なアルバム


「Caprice」

Open Loop 016
1993/5/21-22, 10/15-16 Walter B.Ford Hall Auditorium, Ithaca College, Ithaca, New York
  1. カプリス op.1-24 (パガニーニ)
  2. 序奏、ダンスとフリオソ (クーフ)
  3. ヴァルス形式のカプリス (ボノー)
  4. 無伴奏チェロ組曲第1番 BWV.1007 (バッハ)
  5. 小組曲 (ハートレー)
  6. インプロヴィゼーションI (野田 燎)
  7. シュリンクス (ドビュッシー)
  8. 詩篇第11番 (パーシケッティ)
  9. ヴォリオ (モーリス)
  10. スレノディ (タル)
  11. 即興曲とカプリス (ボザ)

Jâmal ROSSI (saxophone)

1枚まるまる無伴奏曲ばかり集めたアルバム。1曲1曲かなり性格の違う曲をきっちり吹き分けています。どれも力が入り過ぎない程度に正面から真面目に演奏されており、たいへん聴き応えがありました。技術的にも危なげなく、特に曲の多彩な表情を引き出したスレノディはすばらしい演奏。即興曲とカプリスも、フランス風のエスプリとは無縁ですが、直球勝負で難曲を吹ききっています。ロッシの実力をうかがうことのできるCDです。

ところで、ジャケット表記のトラック番号と実際のトラックがズレています(ハートレーの4曲目と5曲目が1トラックになってしまってます)。これって、プレスミスですよね、、、

オススメ度:


「Relentless」

Check it amazon.com !
アマゾンでこのCDをチェック!
Mark 2553-MCD
  1. アルト・サクソフォンとピアノのためのソナタ (マズランカ)
  2. ディスタンス・ウィズィン・ミー (レノン)
  3. リレントレス (キーフェ)

Jâmal ROSSI (saxophone)
Nathy HANSEN (piano) [a]
Susan BRUCKNER (piano) [b]
Marina di PRETORO (piano) [c]

Mark Customからリリースのアルバムは、セルフ・プロデュース。録音のせいか、Open Loop のアルバムよりも、音色や演奏者の息づかいがきちんと伝わってきます。高音域の音色がもう少しすーっと伸びていけばいいのに、とは思いますが、これはもしかしたら録音のせい? 全曲30分近くのソナタは、(録音だから当然とはいえ)最後まで集中力が持続し、隙を感じさせません。リレントレスはあまりおもしろい曲とは思いませんでしたが、ロッシに捧げられた曲というだけあって、演奏者の思い入れが伝わってきます。

オススメ度:

inserted by FC2 system