イサカ大学、ミシガン大学を卒業、スティーヴン・マウク、ドナルド・シンタ、レイモン・リッカーに師事しました。現在はイサカ音楽大学の教授を務めています。また、師のマウクが創設したエンパイアSQのアルト・サクソフォン奏者でもあります。なお、楽器はセルマーを使用しています。
1枚まるまる無伴奏曲ばかり集めたアルバム。1曲1曲かなり性格の違う曲をきっちり吹き分けています。どれも力が入り過ぎない程度に正面から真面目に演奏されており、たいへん聴き応えがありました。技術的にも危なげなく、特に曲の多彩な表情を引き出したスレノディはすばらしい演奏。即興曲とカプリスも、フランス風のエスプリとは無縁ですが、直球勝負で難曲を吹ききっています。ロッシの実力をうかがうことのできるCDです。
ところで、ジャケット表記のトラック番号と実際のトラックがズレています(ハートレーの4曲目と5曲目が1トラックになってしまってます)。これって、プレスミスですよね、、、
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Mark Customからリリースのアルバムは、セルフ・プロデュース。録音のせいか、Open Loop のアルバムよりも、音色や演奏者の息づかいがきちんと伝わってきます。高音域の音色がもう少しすーっと伸びていけばいいのに、とは思いますが、これはもしかしたら録音のせい? 全曲30分近くのソナタは、(録音だから当然とはいえ)最後まで集中力が持続し、隙を感じさせません。リレントレスはあまりおもしろい曲とは思いませんでしたが、ロッシに捧げられた曲というだけあって、演奏者の思い入れが伝わってきます。
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