奏者についての詳細は不勉強ながらよくわかっていないのですが、主にジャズ方面で活躍している奏者で、持ち替えでクラリネットも吹いています。また、ジャズに関する作曲、著作活動も行なっており、アメリカの大学でジャズの講義で取り上げられたりしているようです。
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Albanyレーベルからリリースされた「イーストマン・アメリカン・ミュージック・シリーズ」と副題のついたアルバム。1曲目がサクソフォンのリッカーによる作品、他がピアノのドッビンスによる作品になっています。演奏のせいも多分にありますがたとえばジャズ・ソナタの2楽章(タイトルは「Ballad (danse d'amour)」!)などは限りなくスタンダード・ジャズに聴こえます。スコアを見ていませんが、基本的には即興の部分はなさそうで、形式はクラシックのそれに準じているようです。
とにかく、このアルバムを聴いてクラシック臭さはほとんど感じられません。奏法もジャズのそれのようです。こういったアルバムが、イーストマンの名を冠したタイトルでリリースされることが、いかにもアメリカらしいと感じました。