1954年生まれ。フルートをウーリッヒの下で学び、その後コローニュ音楽院でグレン・ブッシュマンにサクソフォンを師事しました。1980年に大学を卒業し、アーヘン音楽院で非常勤の講師を務め、1990年からエッセンのフォルクワング学校の教授になっています。この間、マルカス・シュトックハウゼン(作曲家シュトックハウゼンの息子)らとアンサンブル・グループ「キー」として活動し、1976年にはジャズ・アンサンブルのコンテストで優勝しています。現在もビッグバンドにも参加している一方、作曲活動も行なっており、まさにマルチタレント・プレイヤーといえるでしょう。
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シュルホフ、イベール、ミヨーと、プログラムとしてはなかなかユニークなのでつい買ってしまいました。しかし、音色は薄っぺらだし、妙にクセのある吹き方をするし、聞いていてヒヤヒヤするような仕上がりでまったく楽しめませんでした。グリュンベルグとヒンデミットのピアノ曲は、曲としてはなかなか好きなタイプの曲ですが、ピアノのソロは鋭いリズム感とキレが要求されているのに、ただ譜面をたどっているだけに聞こえ、面白味がありません。
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こちらも有名な曲ばかり集めたアルバム。感想は上のアルバムと変わりません。音色そのものの魅力や、曲の持っている躍動感や耀きが、何らかの形で伝わってくればいいのですが、、、有名な曲ばかり録音されているだけに、どうしても他の優れた演奏と比較して聴いてしまうのがいけないでのでしょうか。
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マリンバの世界では、安倍圭子さんという大きな存在があるからでしょうか、日本の曲が重要なレパートリーを占めていますが、このアルバムでも日本の曲を中心に自作曲を交えたプログラムが特徴です。ディヴェルティメントは冒頭のサクソフォンの入り方が日本を意識したルバートで演奏されていて、おやっと思いました。音色や闊達さ、奏法に不満の残る箇所はありますが、リードなりに解釈した日本風の演奏がはっきりと感じられる点は興味深く聴くことができました。1957年ドイツ生まれのヒルデブランドについてネットでいろいろ検索してみたのですが、このCDをリリースしていることのほかには情報をつかめませんでした。