Cuarteto de saxofones Villafruela
(Villafruela Saxophone Quartet)
- Miguel VILLAFRUELA, Soprano
- Quirino GUEVARA, Alto
- Pablo VÁZQUEZ, Tenor
- Eduardo FERNÁNDEZ, Baritone
リーダのビジャフレラが渡仏後、チリを拠点に活動を続ける中で、1991年に教え子3人と結成した4重奏団。
主なアルバム
「SAXOFONES POR AMERICA」
ARTEX CD-063 (C)1993
- サクソフォン・ソナタ (アレン)
- Contradanza Los ojos de Pepa (サミュエル)
- 対舞曲第1番 (マリア=ヴィティエル)
- ラテンアメリカ4重奏曲 (ロメロ)
- 3つのキューバ舞曲 (セルヴァンテス)
- 幻想曲 (ミランダ)
- オリジナル・ラグ (ジョプリン)
- ラ・クンパルシータ (ロドリゲス)
- 3つの前奏曲 (ガーシュウィン)
- 3つの小品 (レクォーナ)
- ベンジーズ・バブル (グッドマン)
- サクソフォン4重奏曲 (アレン)
Cuarteto Villafruela [b-e,g,h,j-l]
Miguel VILLAFRUELA (saxophone) / María del HENAR NAVARRO (piano) [a,f,i]
御茶ノ水でラテン系のCDショップをうろついていて、サルサの棚から発見したというアヤシイのCD。Made in Canada ではあるものの、ジャケはすべてスペイン語で、どうやらキューバのレーベルらしい。レッキとしたクラシカル・サクソフォンのCDですが、エスニックな雰囲気の曲も多く、なかなか楽しめます。4重奏曲の間にヴィラフレラのソロが混ざってたり、編曲ものを取り上げていたり、プログラムにも多彩で飽きません。演奏もまずまずのレベルで、4重奏の録音があまりよくないのは残念ですが、楽しんで演奏している様子が伝わってきて good。もっとも3つの前奏曲の不思議な響きは、ラテン系の人がジャズのイディオムの入った曲を演奏するとこうなるのか、と妙に納得。ちなみに「Saxofones por America」は「Saxophones throughout America」の意味。なお、アナログ録音です。
オススメ度:
「Saxofones en Latinoamerica」
Fondart (c)1991
- 南アメリカ組曲 (フロレンツォ)
- 夜明けの扉 (マルケツ)
- サパテオ・フランコ (J.A.ガルシア)
- ワパンゴ (デ=リヴェラ)
- 前奏曲とキルパ (ロメロ)
- 3つのラテンアメリカの歌 (カリチ)
- ケ・サクシー! (ガヴィラン)
- わが父へ (スカヴッゾ)
- アルゼンチン舞曲 (スカヴッゾ)
- 5つの短い舞曲 (アドヴィス)
Cuarteto de saxofones Villafruela
南米の作曲家によるサクソフォン4重奏曲を集めたアルバム。日本で知られているのは南アメリカ組曲と前奏曲とキルパ、ワパンゴくらいですが、どの曲も親しみやすくゴキゲンな曲ばかりです。曲の持ち味を素直・ストレートに演奏されていて好感を持ちました。ストレートな音色や音処理などにやや朴訥さはありますが、これもまた持ち味でしょう。ケ・サクシー!(原題 Que Saxy !)やわが父へあたりは、一度自分でも吹いてみたいなぁ。。最後の5つの短い舞曲は、半音でぶつかり合う音をコミカルに使った曲。お国ものということばで片付けたくない、ユニークな曲を楽しむことができました。
オススメ度: