Quatuor de Saxophone de Versailles


1985年結成。1990年メニューイン財団の現代音楽賞を受賞。フランスをはじめ、ヨーロッパ各地で活動を行なっています。ジャケットの写真を見る限り、クロノスQのような、モダンなセンスが感じられます。セルマーのバックアップを受けており、同社の楽器を使用しています。なお、ソプラノのケログラニアンは、女性です。下のアルバム以外活動実態が分からないのですが、どなたかご存じないですか?



主なアルバム


「Pourquoi Pas ?」

Thesis THC 85052
1991/10/29,30,11/2 Peti Theatre d'Etampes
  1. グラーヴェとプレスト (リヴィエ)
  2. 組曲 (フランセ)
  3. 炎のカスケード (ヴィスヴィキス)
  4. エオリアン・ヴォイス (ポーレ)
  5. 効果 (バドール)
  6. カヴィスィラク5重奏曲 (バレ) <エリック・バレ(guest sax)>

タイトルの「Pourquoi Pas ?」とは「Why Not ?」という意味。ジャケ写真は、バリトン奏者が浮遊してたり、テナー奏者が寝転んでいたりなかなかシュールです。演奏は譜点が甘かったりして、お世辞にもうまいとはいえませんが、聴いているうちに「こんなのもありなんだ」と思わせる不思議なサウンドを持っています。カヴィスラク5重奏曲のような非クラシック系の曲の方がこの団体にあってるかもしれません。フランセの組曲この団体に献呈されたようで、フランセ自身が(相変わらず斜に構えた)コメントを寄せています。

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