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手元にありながら、ずーっとここで紹介していなかったCD。というのも、演奏スタイルは完全にジャズで、インプロヴィゼーション部分も多く、クラシカル・サクソフォンのCDとして紹介するには違和感があったからなのです。が、マイク・マウアーの作品は記譜上は(フラジオ音域が多い以外は)基本的にクラシックそのもので、マウアーの曲をレパートリにしているクラシック・サクソフォン4重奏団も少なくありません。よく見ればニューヨーク組曲からの抜粋が入っていたりしますが、しかしパーカッションが加わってぱっと聴いただけではジャズ・オリジナルの曲としか思えません。演奏はアドリブのセンスもテクニックも、とにかくア然というほかないもので、平気でフラジオの連続をバシバシ決めており、演奏途中で思わず観客の拍手や歓声が入るほど。お堅いクラシック・ファンは目くじらたてるかもしれませんが、是非ご一聴を!、、、と言いたいところですが、Sea Breeze Record のサイトを見る限りではカタログ落ち。急いだほうがいい、かもしれません。
なお、ここで演奏されているマウアー作品の楽譜は Itchy Fingert Publications から出版されていますので、興味ある方はトライしてみてはいかがでしょうか? 難しいですけど、、(自爆しました、私。ハイ。)
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ケンタッキー・メガSQのレパートリーの多くを作曲しているマイク・マウアーの作品を、過去の録音から1枚にあつめたアルバム。1曲目のフル・イングリッシュ・ブレックファストをもじったアルバムタイトルに、まず笑ってしまいました(私だけか)。どれも楽譜が入手可能なので、ぜひトライしてみたいと思いつつ、ケンタッキー・メガSQの演奏はソロもテュッティもあまりに超絶過ぎます。録音年代に幅があり(ライヴ音源も多数)、中にはマイルス・オスランド氏の多重録音や、マイク・マウアー氏自身が参加していたりしています。大学の4重奏団なので途中でメンバーが変わっているにも関わらず、常時これだけの演奏レベルを維持しているということは、驚異的としか言いようがありません。