1980年7月に結成され、翌年に石橋メモリアル・ホールでデビュー・リサイタルを開きました。フランスの国立ボルドー音楽院でジャン=マリー・ロンデックスに師事したメンバで構成されています。現在も国内で活躍する一番歴史の長いサクソフォン4重奏団で、全員セルマーの楽器を使用しています。
なお、近年メンバの変更があり、アルトは大城正司、テナーは工藤俊一の若手各氏が担当しており、1999年の公演も新メンバで行なわれています。。
新大久保の山野楽器ウィンド・クルーで購入しました。アンサンブルが雑なところもありますが、大きな音楽の流れが感じられます。どの曲も小細工せず正攻法での音楽作りで、さすがこういう点は若手団体には真似できないなぁ。なかでもアルマの小組曲は貫禄ですねぇ。サンジュレは一つ一つの音に演奏者の愛着が感じられる丁寧な演奏です。一方、フランセやアプシルは、雑な部分が目立ってしまって残念。
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まずはこのCDのリリース自体にびっくり。録音の存在は知っていましたが、当時教育用としてしか出回らなかったこの録音がいまさらCD化されるとは!! しかもお値段も安め(一応教育用CDという位置付けらしい、ただし収録時間は短め)とあって、今後もどこかからこんな音源が発掘されないかな?とつい期待してしまいます。さて、選曲はごらんのとおり弦楽4重奏曲からの編曲が主で、すべて喜久邦博氏による編曲。演奏は誠実そのもので、録音のせいでやや音のブレンド感が乏しい気もしますが、アンサンブル全体の音色や音楽造りに明確な指向性がありますし、4人の奏者それぞれのテクニックや音楽性も感じられて嬉しい限り。それだけに、ブックレットに演奏者一人一人のパーソネルが載っていないなど、CDの体裁に不満を感じるのが残念!
なお、ユニバーサル・ミュージックのサイト内の新譜案内では、演奏者がグラモフォン・ウィンド・アンサンブルとなってました。うーむ。
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