Svenska Saxofonkvartetten
(Sweden Saxophone Quartet)


ソプラノのヨンソンJ.M.ロンデックスに師事、1980年以来ストックホルムの王立音楽大学で教鞭をとり、スウェーデン音楽アカデミーのメンバでもあります。また、ソロ活動も行なっています。アルトのエリクソンとテナーのティリーはヨンソンの弟子にあたり、またバリトンのステンソンはヨンソンと同郷になります。まだ活動状況があまり伝わってきていませんが、今後の活躍が期待されます。



主なアルバム


「Svenska Saxofonkvartetten, Jögen Pettersson」

Chamber Sound CSCD 96015 (C)1996
  1. 3つのソナタ (スカルラッティ)
  2. グラーヴェとプレスト (リヴィエ)
  3. モノローグ第4番 (フォン・コック)
  4. ソナティナ (ディーク)
  5. ゴパック (M.ラーション)
  6. メモリー (モッテンソン)
  7. ハーレクイン -2つの異国的舞曲- (カルコフ)
  8. イデアI・II (ソーダールンドゥ)
  9. フランス組曲 (プーランク)
  10. ヴィサ・アフター・トルン・エリク (リンドバーグ)
Jörgen PETTERSSON (saxophone) [c,d,f,g]

ファーストアルバムになるこのCDはペッテションのソロ演奏を加えての構成。冒頭のスカルラッティから清潔感のある演奏に心和みます。やや残響が多い録音にも助けられているように思います。ゴパックの荒々しいリズムも消して荒れることなく、曲の面白さを楽しめました。やや優等生的ですがフランス組曲も作為なしの演奏に好感。最後のVisa efter Torn Erikもなかなか雰囲気のよい曲で気に入りました。全体にもうすこしオリジナリティが欲しい気もしますが、今後の録音が楽しみです。

一方ペッテションの演奏は確信に満ちた演奏で、不協和音が続く曲も不安なく聴くことが出来ました。中でもモノローグの美しさは楽しめました。なおハーレクインはペッテションのアルバム「SAXOPHONE CON FORZA」と同一のようです。


オススメ度:

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