2005年、ドイツで結成されたアンサンブル。バリトンのシュミードルが1978年生まれ、他の3名は1980年生まれで、現在ドイツを拠点に活動しています。2009年にカールスルーエで行なわれたヨーロッパ室内楽コンペティション、ギリシャのテッサロキニ国際現代音楽室内楽コンクール、第11回ペンデレツキ国際現代音楽コンクールなどなど数々のコンクールで優れた成績を修めており、ヨーロッパをはじめアジアやアメリカでも演奏を行っています。レパートリーは、バッハやグラズノフなどの古典的な曲も取りあえげますが、得意としているのはやはりコンテンポラリーな作品を得意としているようです。
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ファーストアルバムも、硬派そのもの、ハードな曲目が並び、しかも恐ろしく知的な演奏を繰り広げます。リゲティではスウィングしてるのではないかというくらいスピードにのった演奏を展開。上手すぎます。研ぎ澄まされた刀はすべてのものを綺麗に断ち切っていくように、バガテルの一つ一つの楽章をすっぱり演奏していきます。切々とした響きが印象的なテュールの曲でも、澄んだ川の水のような透明感と緊張感は最後まで保たれています。XASでのテンションの高さも尋常ではありませんが、それでも音程やアンサンブルが崩れず冷静なのはすごい。。現代音楽にアレルギーがない方にオススメです。
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