うーん、サキソフォックスを演奏団体と呼んでいいのでしょうか(笑) 横浜ズーラシアを拠点に活動するズーラシアンブラスの兄弟分、といえばいいでしょうか。ズーラシアンブラスは、子ども達の音楽への興味を沸き起こし、これから花開く可能性を持った素晴らしい感性の導火線に火をつけること を目的とし、クラシック音楽における絵本のような役割を果たしていきたい とのこと(公式サイトより引用)で、子ども達はもちろん大人が聞いてもウキウキワクワクするような楽しい演奏をしてくれます。もちろん、サキソフォックスは、当然キツネさんのかぶりもので。楽譜もすべて購入可能というのも、嬉しいことです。
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横浜のズーラシアで活躍するズーラシアン・ブラスを擁する?スーパーキッズ・レコードからリリースされている楽譜を使って演奏されたアルバム。参考演奏と言えなくもないのですが、それにとどまらないいいノリの演奏です。1曲目、さすがサキソフォックス、こぎつねからですね。トッカータとフーガをアレンジしたトッカータとタンゴ!のようなちょっと手の込んだ編曲も楽しく仕上がってます。長崎は今日も雨だったでは楽譜を適度に崩した演奏でサマになってますし、グリーンスリーヴスのようなしっとりした曲はさすが美しい響き。ルパン三世のテーマのアドリブ回しは気合が入った見事な演奏。楽しみながらも、手抜きのない演奏を繰り広げてます。一部SATBの編成もありますが基本はAATB、いろいろな意味で「使える」楽譜です。いや、こういう演奏が出てくると、楽譜を買って吹いてみようかな、なんて気になりますね。実際、私も楽譜をずいぶん買っちゃいましたし、既に営業でずいぶん使わせていただいてます。
演奏者は、CDの中にクレジットも一応書いてありますが、ま、サキソフォックスの演奏というとにしておきましょう :-) 実は國末貞仁、山浦雅也、有村純親、小山弦太郎の4名による演奏です。
一つだけイチャモンをつけるとすれば、作曲者「R.コルサコフ」って表記は勘弁いただきたいんだけど。。ま、些細な指摘ですみません。
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