Rollin'Phones Saxofonkvartett
(Rollin'Phones Saxophone Quartet)
- Pia NILSSON, Soprano Buffet-Crampon Prestige
- Lotta PETERSEN, Alto Buffet-Crampon Prestige
- Annica LJUNGSRRÖM, Tenor Buffet-Crampon Prestige
- Neta NORÉN, Baritone Selmer
1986年に結成されたスウェーデンのサクソフォン4重奏団。全員女性で、ストックホルムまたはインジェサンド音楽院の卒業です。また、バリトン以外がビュッフェ・クランポンのプレステージというのも特徴です。国内外でコンサートを始め、マアスメディア出演などの活動をしています。当初は上記メンバでしたが、1992年現在(下記オーストゴータ交響吹奏楽団のCD時点)ではソプラノ奏者が Susan FANCHER に変わっています。FANCHER はその後ウィーンSQで活動、さらに現在はアムハーストSQに招かれており、現在はバリトン以外が替わって以下のメンバで活動を続けています。
- Tove NYLUND, Soprano
- Kristin UGLAR, Alto
- Helena ERICSSON, Tenor
- Neta NORÉN, Baritone
Official Site(スウェーデン語・英語)
主なアルバム
「Rollin'Phone Saxophone Quartet」
BIS BIS-CD-466
1989/11/22-25 Danderyd Grammar School, Sweden
- サクソフォン4重奏曲第1番 (サンジュレ)
- アンダンテとスケルツォ (ボザ)
- 小組曲 (フランセ)
- サクソフォン4重奏曲 (グラズノフ)
BISレーベルからのリリース。どの曲もテンポが遅めに設定されています。これが、軽い部分と対比させるためかと思ったのですが、随所にリタルダンドがかかっていて、鈍重な印象がしました。丁寧に演奏しているという言い方もできますが、端正さや軽やかさ、サクソフォンならではの色彩が感じられず、残念です。もう少し自己主張がほしかったなぁ。
「SVENSK MUSIK FÖR BLÅSARE」
Östgöta Blåsarsymfoniker SÖM 9202
- 序曲「スラヴの百合」 (クルーセル)
- 吹奏楽とサクソフォン4重奏のための「サクソフォニア」 (フォン・コック)
- 吹奏楽のための「ヘカス!」 (ベングッツォン)
- 吹奏楽のための5つの小品 (ディーク)
- 吹奏楽のための交響曲 (ローゼンベルグ)
Rollin'Phones Saxofonkvartett [b]
Per ENGSTRÖM 指揮 オーストゴータ交響吹奏楽団
北欧は管楽器の盛んな国で、特に最近はすばらしい北欧出身の金管奏者が世界的に活躍していますが、吹奏楽団も多く活動していているようです。自主制作のCDを出している楽団もあり、オーストゴータ交響吹奏楽団もその一つです。ここにご紹介したもなかなか優れた内容で、ソリストとして招かれたローリン・フォンズSQはモノトーン気味ですが、フォン・コックの世界をすがすがしく表現しています。