レヴュー・サクソフォン・クヮルテット


1991年に結成された団体で、主に関西で活動しています。そのうち、東京でもリサイタルを開いてくれないかな、と思っていたのですが、もう解散してしまった、と北大の河辺さんから情報を頂きました。(感謝。)

ソプラノの青木氏は作陽音大の出身で、福島崇順、冨岡和男、長瀬敏和の各氏に師事し、現在は大阪市音楽団の団員です。

アルトの板倉氏は大阪芸術大学を卒業、赤松二郎氏に師事し、現在は大阪芸術大学、神戸山手女子短大サクソフォン科の非常勤講師を務めています。また、レヴューSQのために編曲も多く手がけています。

テナーの由本氏は大阪音楽大学を卒業、前田昌弘氏に師事、ダニエル・デファイエのマスタークラスを受講し、現在はアマデウス・サクソフォン・クヮルテット、ミ・ベモル・サクソフォン・アンサンブルのメンバとしても活躍しています。

バリトンの石田氏は大阪音楽大学、同大学先行科を卒業後、セルジー・ポントワーズ音楽院に留学、金メダルをとって卒業しました。この間、赤松二郎須川展也ジャン=イヴ・フルモーの各氏に師事し、帰国後はフリー奏者としてリサイタルを開いています。



主なアルバム


「Revue Saxophone Quartetto Recital Live」

TEAS 9610
1992/3/31 アクア文化ホール、大阪
1996/2/17 さやかホール #
  1. バーレスク (プラネル)
  2. 組曲「クープランの墓」より (ラヴェル)
  3. サクソフォン4重奏曲 (パスカル)
  4. カルメン幻想曲 (ビゼー)#
  5. ウェストサイド物語より (バーンスタイン)#
  6. スラヴ舞曲第8番 (ドヴォルザーク)
  7. 「ラピュタ」より 天空の城 (久石譲)#

結成5周年を記念して作成された自主制作のCDで、2回のリサイタルのライヴ録音から7曲が収められています。冒頭のバーレスクは大好きな曲なのですが、全体に勢いがよすぎて遊び心があまり感じられなくて残念です。最後の派手なミスは、ライヴだから仕方がないかな。クープランの墓は編曲の異なるアルモSQの演奏と聴き比べるのもおもしろいでしょう。編曲は両方いい線いってますが、こちらの演奏にはもう少し余裕がほしかったです。このアルバムの中ではウェストサイド物語天空の城が楽しめました。メンバの持ち味をうまく引き出した板倉氏の編曲の「作戦勝ち」。

なお、このCDの入手については、関西在住の某吹奏楽CDコレクター氏にお世話になりました。感謝。

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