ソプラノ奏者のケインの呼びかけで結成された団体ですが、1984年以前の結成であること以外詳しいことはわかりません。レパートリや奏法からすると、クラシックというよりジャズの方で活躍しているのかもしれません。
どの曲もモダンジャズ調の曲。これをクラシックのアルバムといっていいのかわからないですが、まあレーベルがクラシック系だからいいか。作曲者もすべてジャズ系の人で、リーブマンとジャノーの作品はこの団体のために作曲またはリライトされたものです。ウッズのインプロヴィゼーションは、全体に音程やスウィング感が甘くいのがキズですが、1楽章のアドリブ部分前後のフンイキはなかなかよく、ジャズ奏法の観点からいろいろいじってるようです。アメリカンなジャズではなく、コンチネンタル・ジャズ(というのがあるのかわかりませんが)とでも呼びたいようなアルバムです。