1994年に結成された団体。ドイツを始めオーストリア、スイスの3ヶ国のメンバで構成されています。1998年には1枚目のアルバムをリリースしています。
水色が基調のジャケットがさわやかな印象のアルバム。最初のイタリア協奏曲でまず感じたのは、たしかにそこに音符に裏付けられた音が鳴っているのですが、残念ながらそこに惹き込まれるものを感じないのです。どの曲でもきれいに音は鳴っているのですが、残念ながらそこから感じ取りたかった音楽の高揚感が聴こえてこないのです。原因はいろいろあると思うのですが、まず彼らの、曲に対する愛着を感じることができなかったというのが原因のひとつなのではないかと思います。ピアソラのコントラバヘアンドやニーハウス編の聖者の行進など、曲/編曲が私の好みなだけに、残念!
アルバム3作目は、ちょっと予想外のバッハ。しかも「音楽の捧げもの」を全曲収録という意欲作です。期待半分プレーヤのスイッチを押しましたが、もう少し端正なバッハを聴きたかったというのが正直な感想です。もう少し丁寧に、アンサンブルとしての体裁を整えれば、そこにはきっと新しいバッハの音楽が展開されたと思うのですが。。