1981年結成、1985年にデビュー・アルバムをリリースした、イギリスはブリテンの4重奏団。CDジャケには「ブリテンで一番古いサクソフォン4重奏団」と書いてありますが、現在も活動を続けている団体ということではそのとおりです。 メンバは、団体名どおり、ブリテンの北の地方でフリーランスで活動しているようです。ワールド・サクソフォン・コングレスの際には、東京にも招かれたようで、ヤマハのサポート・ミュージシャンとして活動しています。
ソプラノのインガムはヨーク大学とリーズ・メトロポリタン大学の出身、現在は各地でマスタークラスを開いており、サクソフォンだけでなくウィンド・シンセサイザーを用いてクラシックからジャズまでの幅広いソロ活動を行なっています。
ミルスは3年間フェアラー・サックスに3年間在籍した後、ノーザンSQのアルト奏者となりました。トリニティ音楽大学を卒業後、ヨークシャを中心にフリーランスで活動しており、ハレ管弦楽団やロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニー管弦楽団にもしばしば参加しています。
テナーのデイヴィスはトレント・ポリテクニクを1982年に卒業、現在はフリーランスの奏者として、また作曲家として活動しています。またブリティッシュ・サクソフォン・アンサンブルのメンバとしてブリティッシュ・サクソフォン・コングレスにしばしば参加しています。
バリトンのターナーはロンドン生まれのロンドン育ち、リーズ大学を卒業後はノーザン・イングランドをベースにフリーランスで活動を続けています。サクソフォンとクラリネットを手に、ソロ活動や室内楽・バレエ・シアターでの仕事などをこなしています。
タイトルどおり、2枚目のアルバムのようです。しかし、この多彩なプログラムはすごいですねぇ。これらを、ニュートラルな音でまとめてしまうんですから。そういえば、おなじイギリスのフェアラーSQも同じような傾向がありました。一部アヤシイ音がしてたり、ガーシュウィンやウッズが妙に居心地悪かったり、チック・コリアやブレッカー・ブラザーズが笑える編曲だったりしますが、全体としてはがんばってるといえるでしょう。特にソロはバリバリふきまくっていて、ノット・エチオピアのアルトなんかは、圧巻です。
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