1985年に創設、クラシックからジャズ、民族音楽、ワールド・ミュージックまでなんでもこなす団体。演奏場所もリンカーン・センターやニューヨークのシンフォニー・スペースからノース・シー・ジャズ・フェスティヴァルやモントルー・ジャズ・フェスティヴァルまで、共演者はニューヨークのシアター・バレーからブラジル音楽のフリューゲル奏者まで、と本当に多彩、もとい、多才。以下でご紹介したアルバムでも、ポップス系の曲こそ入っていないものの、幅広い選曲になっています。
CD番号等が見当たらず、プライヴェート盤のようです。幅広い選曲になっており、プロモーションとしての意味合いがあるのかもしれません。演奏は、上手いとはいいませんが誠実で、意外とおとなしく、もう少し暴れてほしかったな、と思いました。最後のカスケードは落ち着いたテンポで演奏されており、トルヴェールQが 2:03 のカッ飛びスピードなのに対して ニュージャージーSEは 2:50 かけて丁寧に演奏されています。なおニューヨーク組曲は最後の楽章は省略されています。