Quatuor Marquis de Saxe
- Elie FUMEAUX, Soprano
- Laurent ESTOPPEY, Alto
- Silver SEGANDO, Tenor
- Nicolas LOGOS, Baritone
1989年スイスのローザンヌで結成された団体。以下でご紹介したアルバム以外にも録音を行なっています。それぞれのメンバはソロ活動も積極的に行なっているようです。
Official Site(仏語・独語)
主なアルバム
「Satie, Iturralde, Singelee, Kovach」
Gilles Perny Productions Musicon CD 1014
1993 Studio MUSICON CH-6742 Pollegio, Swiss
- サクソフォン4重奏曲第1番 (サンジュレ)
- スポーツと気晴らし (サティ)
- ギリシャ組曲 (イトゥラルデ)
- デュアリテ (コヴァック)
なかなか意欲的な内容のアルバム。サクソフォン4重奏による世界初録音とされるスポーツと気晴らしは、全曲、しかもナレーション入り。ギリシャ組曲では曲間のアタッカの指定をあえてフェルマータでつないでいたり、試みとしてはなかなかユニークです。どの曲もそこそこのレベルで演奏されていますが、どうも地に足がつかない、なんとなく浮ついたように聴こえるのが気になりました。演奏者と親交のあるコヴァックのディアリテが、曲のテンションの高さと演奏者の情熱のベクトルが一致し、納得の演奏でCDを聴き終えることができました。