Itchy Fingers Saxophone Quartet


紹介すべきか悩みどころなのですが、クラシックの団体に与えた影響も少なからず、レパートリも汎用化しつつあるのであえてここで紹介。

1986年に結成、主にジャズの世界で活動を行なっています。ヨーロッパ内外のジャズフェスティバルに参加し、これまで4枚のCDをリリースしています。サクソフォン4本が基本ですが、曲によってはフルートやクラリネットへの持ち替えもあります。

上記はオリジナルのメンバーで、その後 Nigel HITCHCOCK, Tim HOLMES, Pete LONG, Matt WATES, Dave O'HIGGINS, Mike SMITH, Tim GARLAND がメンバとして入れ替わっています。



主なアルバム


「Itchy Fingers Live」

ENJA 6076 2
アマゾンでこのCDをチェック!
  1. ヘッドマスターズ・ドーター (グラハム)
  2. (ターナー)
  3. インヴィテーション (ケイパー)
  4. 7.5ポンド (マウアー)
  5. 悪魔の弟子 (グラハム)
  6. フォード・フィスコ (マウアー)
  7. ビルディング (マウアー)
  8. ダクハット (マウアー)
  9. イッツ・ラヴリー・ユーア・イン (マウアー)
  10. ウォエ (マウアー)
  11. ユピーヴィル・ロデオ (マウアー)

このCDを聴く限り、アドリブを含めたノリのよい演奏は、カテゴリとしてはジャズの範疇に入ることになるでしょうか。さまざまなスタイルを取り入れた演奏は、こむづかしい理屈はともかく、まずは自然体で楽しむに限るのではないでしょうか。


「Full English Breakfast」

Enja 7085 2
Check it amazon.com !
アマゾンでこのCDをチェック!
  1. イースター・アイランド (マウアー)
  2. ドーム (マウアー)
  3. フル・イングリッシュ・ブレックファスト (マウアー)
  4. アカデミッシャンズ (マウアー)
  5. スヴェア・ライク (マウアー)
  6. ディス・タイムズ・ハード (マウアー)
  7. クリロン・コントローラ (マウアー)
  8. チュニジアの夜 (ガレスピー)
  9. ユア・ファイナンシャリー・ディスターブド (マウアー)

こちらは現在入手可能なスタジオ録音盤。チュニジアの夜もマウアーの編曲で、実質的にすべてマウアーの作品で構成されています。どの曲もポップでカッコよく、楽しい演奏が繰り広げられています。特に印象に残ったのは、バリトン・サックスのリフがかっこいい、アルバムタイトルにもなっているフル・イングリッシュ・ブレックファスト(ジャケットもボリュームたっぷりの Full English Breakfast な写真になってますね)、キャッチーなメロディが耳に残るユア・ファイナンシャリー・ディスターブド。この2曲をはじめ、多くの曲の楽譜は入手可能なので、サクソフォン4重奏を活動される方、挑戦してみてはいかが?


廃盤で入手できなかったCD ;_;
"Quark""Teranga"
inserted by FC2 system