Continuum Sax


オーストラリアの新しい音楽を演奏することを目的に結成されたアンサンブル。自作曲も含まれているほか、ドナトーニやブライアーズ、シャリーノらの曲もレパートリーに含まれています。まだ結成されてあまり時間が経っていないようですが、オーストラリア国内を中心に意欲的に活動を行なっています。

Official Site(英語)



主なアルバム

「Icon australian music for saxophone quartet and didgeridoo」

Reed Music CSAX-02
  1. サクソフォン4重奏曲「オッカムの剃刀」 (スタンホープ)
  2. ジャロッド・ドライヴ・ダ・バス (M.ケイ)
  3. ポカ・ロッカ・マージ (M.ケイ)
  4. アイコン (M.ダヴィソン)
    /w.Michael DAVISON (didgeridoo)
  5. 雨の日のジム (M.ケイ)
  6. マーティンと最後のタンゴ (M.ケイ)
  7. 4つの風 (A.フォード)

すべてオーストラリアの現代作曲家による作品を集めたアルバム。特にオーストラリアの民族楽器ディジリドゥーと共演した、アルバムタイトル曲のアイコンは渾身の演奏といっていいでしょう。ディジリドゥーのシンプルで深い響きと、サクソフォンの組み合わせは、実に不思議で強固な空間を作り上げています。M.ケイのコンティナーム組曲の4曲は、ジャズやラテン音楽のフレーバーを取り入れながら、シリアスな響きの冗談音楽と言いたい痛烈な作品。ハードな内容に加えて残響の少ない生々しい録音のため、生理的に受け付けない、、という方もいらっしゃると思いますが、同じ世代の音楽にスポットをあてて音楽として昇華させようとする生みの苦しみがこのアルバム全体から感じられます。

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