Paul Brodie Saxophone Quartet
- Paul BRODIE, Soprano
- Lawrence SEREDA, Alto
- Marino GALLUZZO, Alto
- Lynne GREENWOOD, Tenor
- John SALISTIAN, Tenor
- Robert PUSCHING, Tenor
- Joh PRICE, Baritone
カナダのサクソフォン奏者ポール・ブロディが1972年に結成した4重奏団。どの程度活動実績があるのかは不明ですが、1970年代には Golden Crest 他のレーベルにかなりのLP録音を残しています。メンバは以下のCDを見る限り曲によってアルトとテナー奏者が違いますが、とりあえず以下のCDにクレジットされているメンバを全員記しておきました。ポール・ブロディについては、別ページおよび下記公式ページをご覧ください。
Official Site(英語)
主なアルバム
「The Paul Brodie Saxophone Quartet Volume One」
Dinant Record JACD001
1970年代録音
- 笑顔とほほえみ (リックマン)
- 愛の歌 (アルベニス)
- ロバート・バーンズ組曲 (ハーヴェイ)
- メヌエット〜弦楽5重奏曲より (ボッケリーニ)
- メドレー (ガーシュウィン)
- ポルカ・ドッツ・アンド・ムーンビームス (ヴァン=ヒューゼン)
- 月の光 (ドビュッシー)
- サクソフォビア (ヴィードーフ)
- 守護天使の夜 (ピエルネ)
- 昔の歌 (ピエルネ)
- おばあさんの歌 (ピエルネ)
- 鉛の兵隊の行進 (ピエルネ)
- G線上のアリア (バッハ)
- パン・ナム・ラグ (ターピン)
- サムシング・ドウーイング (ヘイデン/ジョプリン)
- ウィリー・ラグ (バウアー)
- 小さな黒人 (ドビュッシー)
- スケルツォ〜弦楽4重奏曲より (リムスキー=コルサコフ)
- アンダンティーノ〜弦楽4重奏曲より (ドビュッシー)
- アンダンテ・カンタービレ〜弦楽4重奏曲第1番より (チャイコフスキー)
1970年代に Golden Crest 社に録音した3枚のLPから抜粋したCDです。ラグからフランスものの小品、弦楽4重奏曲からの編曲までさまざまな小品が集められています。守護天使の集いやおばあさんの歌は意外と録音がないので貴重ですし、またリムスキー=コルサコフのスケルツォなどはもっと演奏されていいのでは、と思います。また私の大好きなロバート・バーンズ組曲が録音されているのがウレシイ(楽譜が欲しい。。)。肝心の演奏のほうは、ヴィヴラートがたっぷりかかった、時代を感じさせる演奏だなぁ、と申し上げておきましょう。
なお、このCDはポール・ブロディの公式ページから購入することができます。
「The Paul Brodie Saxophone Quartet Volume Two」
Dinant Record JACD002
1970年代録音
- コラール・ヴァリエ〜サクソフォン4重奏曲より (グラズノフ)
- サクソフォン4重奏曲 (デュボワ)
- ルーマニア民謡の主題による組曲 (アプシル)
- カナディアン・オードュヴォン組曲 (マクピーク)
- サクソフォン4重奏曲第1番 (ジェイコブ)
- 民謡風ロンドの主題による前奏と変奏曲 (ピエルネ)
上記と同様のアルバムで、こちらはサクソフォン4重奏ののオリジナル曲が集められています。コメントも上記のアルバム同様で、最初から最後まで、常にソプラノのビブラートが目立って聴こえるのが気になります。またあきらかにアンサンブルが破綻している箇所やミストーンもいくつかあり、しかしそれを無理矢理音楽の流れにまとめてしまうところがブロディSQの、いや当時の音だったのでしょうか・・・・