1996年、マリー・バーナディッテ・シャリエとジャン=マリ・ロンデックスの門下生だった4ヶ国(ドイツ・スペイン・イタリア・オーストラリア)の6名で結成したアンサンブル。以下でご紹介したアルバムではメンバが入れ替わり4重奏を演奏しているので、実質的な4重奏団体としてここで紹介します。曲によって担当楽器も変わるようです。レパートリはもっぱら現代音楽に限られており、ヴァレンシア・モントリオールで行なわれた最近2回のワールドサクソフォンコングレスには、委嘱作品を携えて参加・初演を行なっています。また、フランス・スペイン・イタリアなどで演奏旅行を行なっています。
バリバリの現代音楽集。難解です(苦笑)。しかし、どの曲も、こういう言い方もヘンですが曲に対する"愛情"が感じられ、不協和音ばかりの曲ですが耳障りには感じませんでした。収録曲の中では、野平氏の4重奏曲とDer Blutige Schaffnerを興味深く聴くことができました。これからサクソフォンを聴こう、という人には間違っても勧められませんが、ディープなファンの方はチェックを入れてみてはいかがでしょうか。今後どのような方向へ活動していくのかも気になります。
Reed Music 内のこのCDの案内はこちら
オススメ度: