スペインも管楽器が盛んな国で、他にもマドリッド・サクソフォン4重奏団などの名前を聞いたことがあるのですが、CDを入手したのはまだまだ、、やる気があるのかないのかわからない(失礼)3+1という名前は、3人が南カタロニアのモンチアの出身で1人が別の地方の出身、また1994年にアンサンブルを組んだ時点で、3人が既にマドリッド音楽院に在学中であったところに1人が入学してきた、などという理由で付けられたそうです。そんなにテキトーな名前でよいのか(笑)?カタロニアの出身ということもあり、地元の現代作曲家との親交もあり、レパートリにも積極的に彼らの作品を取り入れているようです。
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Ars Harmonicaレーベルからのリリース。洗練された響きとは言い難く、もっと生き生きとしたサウンドを期待したのですが残念。デュボワはもっと軽さがほしかったです。サンジュレは、冒頭の伸ばしの音がかなり長くて、ちょっと驚きました。残り3曲の方はよく吹き込まれていて、響きとしては不満があるものの、曲のオリジナリティを尊重しながら演奏をしている点は好感を持ちます。次作に期待!
セカンド・アルバムも比較的規模の小さい作品を集めたアルバム。前作同様、聴いていてどうも興味をそそられないのは、アンサンブルの練り上げ不足や完成度に問題があるからのようです。楽譜の指示どおりに演奏しようとする姿勢は感じられるのですが。。。アルベニスのようなスペイン色の濃い作品や、小気味よいニーハウスの作品ではまだ検討ぶりが伝わってくるのですが、フランセやプラネルのようなフランスの作品の粋な部分がよく伝わってこず、残念です。