Stephen POLLOCK


ニュー・センチュリーSQのメンバ。ドイツのヴァルツブルグの生まれで、アメリカをはじめ各国で生活し、ノース・カロライナ・スクールでJ.フーリックに師事しました。ソロ活動およびニュー・センチュリーSQとしての活動のほか、地元のオーケストラで客演を行なっています。また、ダヴィドソン大学やノース・カロライナ・スクール、デューケンス大学ピッツバーグ校などで教鞭を執っています。



主なアルバム


「So Near, So Far」

Alanna ACD 6000
2005/4/16-17 Tarrytown Music Hall, Tarrytown, NY
  1. 忘却 (ピアソラ)
  2. ロンドンデリーの歌 (アイルランド民謡)
  3. 3つのアメリカの愛の歌 (ルドゥキン編)
  4. 近く、そして遠く (ポロック)
  5. O Garish World, Long Since Thou Hast Lost Me (マーラー)
  6. バーバラ・アレン (イギリス民謡)
  7. オ・ノーザン・スター (ポロック)
  8. 過ぎし歌の春 (シェイファー)
  9. ウォーター・イズ・ワイド (民謡)
  10. アリア (ボザ)
  11. わが恋人はバラのように赤く (イギリス民謡)
  12. 天使のミロンガ (ピアソラ)
  13. 虹の彼方に (アーレン)
    /w Brandfor MARSALIS (saxophone)

Stephen POLLOC (saxophone)
Vahan SARGSYAN (piano) Alexander String Quartet

すべてテナーによるソロアルバム。ピアノまたは弦楽4重奏をバックに民謡を中心に、自作曲を含めて美しいメロディの曲で構成されています。ポロックの音色はフランス系の華やかなそれではなく、またアメリカのラッシャー氏の系列の、ヴィヴラートやフラジオ多用のそれではなく(フラジオはもちろん使うかどうかは曲によるのですが)、その中間で質実剛健なもの。クレジットを見ると、キャノンボール社製の楽器を使っているんですね。ふむふむ。曲が短くインパクト不足ではありますが、丁寧に、共感を込めて演奏されているのは充分伝わってきます。虹の彼方にはジャズ奏者ブランフォード・マルサリスとの2重奏。時折感じさせるマルサリスのジャジーな音の処理にドキッとしますが、2人の音楽のベクトルはしっかりひとつにあっています。

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